乃木坂駅から徒歩1分のTOTOギャラリー・間で「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展」が開催している。 SUEP.(スープ)は東京と福岡を拠点に国内外で活動する建築家ユニットだ。地球環境をテーマに、自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけている。
展示会場は3つのゾーンで分かれていて、3階にはそのうちの2つ、専門家たちと豊かで快適な空間を目指すLAB活動による作品ゾーンと、中庭に「Shading Dome」というパビリオンの展示ゾーンがある。そして、4階にはアジア型の開放系建築の作品ゾーンがある。
3階のLAB活動の作品は風や日照など目に見えないものをシミュレーションし、その結果をダイアグラムや模型で表している。壁面にある手書きのイラストなどは末光陽子氏が展示の一か月前からコツコツと作成した。
3階中庭では、展示会場の実験としてパビリオン「Shading Dome」が展示されている。この作品はTOTOの廃材を塗料として活用したもので、展示会場の日照条件や風向きを計算して作られていて、遮熱効果も期待されている。
4階では、「開放系」の建築作品が展示されている。地球温暖化によって今から50年後には日本の約80%が温暖地、九州は今のベトナムの気候になるとされている。そのため、既存の木々や地域に生息している鳥のネットワークを踏まえた植栽選びなど自然との共存を考えた設計などを大切にしていることがわかる。
末光弘和+末光陽子 / SUEP.展
Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち
Hirokazu Suemitsu + Yoko Suemitsu / SUEP. Harvest in Architecture
会期:2022年6月8日(水)~9月11日(日)
開館時間:11:00~18:00
休館日:月曜・祝日・夏期休暇[8月8日(月)~8月15日(月)]
会場:TOTOギャラリー・間
乃木坂駅:A3出口徒歩1分
六本木駅:8番出口より徒歩6分
青山一丁目駅:4番出口より徒歩7分
入場料:無料(事前予約制)
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