2024年2月27日火曜日

配筋を360度カメラでぐるりと撮影、BIMと重ね合わせてPC上で計測・検査

前田建設工業株式会社(本店:東京都千代田区)、アクセンチュア株式会社(本店:東京都港区)、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都中央区)の3社は、360度撮影可能なデジタルカメラを使い、建設中の現場を動画撮影した後、その動画とBIMを重ね合わせたデータ上で対象物を測距した静止画を切り出す技術を活用して、配筋検査システムの開発した。

360度動画とBIMの座標を揃える技術を駆使。現場の床等に出した基準墨などに沿ってマークを設置、BIM上でもこの位置を設定することで、360度動画に3次元モデルの重ね合わせを可能とした。重ね合わせ映像の中に仮想のスケールを配置させ、画面上で任意の位置での目視検査を可能とした。短時間のレクチャーで誰でも撮影でき、動画であることから、各部材の全体像の連続した記録が可能になる。

工事記録における工事写真は、現場で撮影した静止画である必要があり、360度動画から静止画を切り出すということが、当該「撮影方法」として是認されれば、現場における撮影の手間が削減されることが期待される。

前田建設工業では2024年4月を目標に、社内において全国展開を図る予定。


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