株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所は、2024年8月末に自社が監修し、株式会社イトーキと共同開発した家具とパーティションのシリーズ「common furniture」で構成したオフィスを東京都杉並区高円寺に開設した。(特記以外の写真はオフィシャル写真)
common furnitureは、工場や研究施設で使われてきたものを再編集した、機能的でカスタマイズしやすい家具、さまざまな仕切り方やデザインを可能にするパーティション、そしてこれまでに無かった多彩なカラーリングを備えた、自由で創造的な空間を実現するためのブランド。2022年7月より販売開始、2023年11月には同シリーズの可動間仕切を発売している。
今回のオフィスは、これらのツールを自身の執務空間に実装することで、使い方を検証し、改善点や可能性のフィードバックを得るための実験の場とする。具体的には、模型製作・原寸検証・サンプル確認などが入れ替わり必要になる設計事務所特有の状況を、効率よく弾力的に運用するために、common furnitureがどう活用できるかを検証していく。
▲プレスイベントでの製品サンプル展示(写真:KENCHIKU編集部)
9/25にはお披露目プレスイベントが開催された。前半は成瀬氏と猪熊氏より新事務所設計の背景や狙い、活動に合わせた使い方の実例などを紹介。後半はイトーキの開発メンバーも加わりcommon furnitureの開発秘話などを話した。
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