YKK APは、建材一体型太陽光発電(BIPV:Building Integrated Photovoltaics)の早期社会実装に向け、東京都 臨海副都心 青海地区の「テレコムセンタービル」で、東京都港湾局・東芝エネルギーシステムズ・関電⼯・東京テレポートセンターとの 5 者による協定に基づき、フィルム型ペロブスカイト太陽電池(次世代型ソーラーセル)を用いた実装検証※1を開始した。※1 本検証は東京都環境局による開発事業者向け⽀援事業「次世代型ソーラーセル社会実装推進事業」の助成をうけている
今回は実験ハウスやラボではなく、実際に使⽤されている既存オフィスビルでの制約をクリアしながらの実装検証となり、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を⽤いた内窓(「BIPV 内窓」)を取り付けるという新たな試みで、実装検証は、熱線反射ガラス越しでの発電確認や、社会実装に向けた既存オフィスビルへのBIPV内窓の取り付け⽅法など多岐にわたる。YKK APではこれらの取り組みにより、これまで進めてきた「窓で断熱」(省エネ)に「窓で発電」(創エネ)を加え、カーボンニュートラルの実現への貢献をめざす。
【本実装検証の主な⽬的】
● 1990 年代頃まで、多くのビルのガラスに採⽤されてきた熱線反射ガラスを使⽤したオフィスビルに対する発電検証として、どの程度、発電に影響を受けるかの確認
● 社会実装(⻑期使⽤)を⽬指したフィルム型太陽電池の設置⽅法検討
⇒内窓に、フィルム型ペロブスカイト太陽電池付きのフラップパネルを装着する構造を採⽤することで、内窓の ガラスに直接貼らずに、フィルム型の太陽電池を設置
●実装検証として、既存オフィスビルへのBIPV内窓の取り付け⽅法を検討
●複数のBIPV内窓を取り付けることにより、⽅位違いや⾓度違いなどの発電データ取得
● 札幌での実証実験で確認した、雪上からの反射光効果を再現させる⽅法を検討 など
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