株式会社誠文堂新光社は、2025年10月3日(金)に『【原色】木材加工面がわかる樹種事典 第3版』を発売した。本書は、2019年1月発行の『増補改訂 原色 木材加工面がわかる樹種事典』を16頁増やし、紹介樹種を36追加して合計325の樹種見本を掲載した事典で、木材見本写真には、木工家・河村寿昌氏が木工ロクロで挽いて作った小箱を使用し、樹種ごとに特徴などをわかりやすく解説している。
追加掲載36樹種
・国産材(20種)
・国産材(20種)
アズキナシ、アセビ、オガサワラグワ、オガタマノキ、オノオレカンバ、クマノザクラ、サキシマスオウノキ、スモモ、セイヨウミザクラ、タイミンタチバナ、チャノキ、ナナカマド、ネコノチチ、ハナミズキ、ヒトツバタゴ、フジ、ホルトノキ、マルバチシャノキ、ヤマグルマ、ヤマモガシ
・外国産材(16種)アサン、アレルセ、アロマティックシダー、オーセージオレンジ、キッカボク(菊花木)、キューバンマホガニー、コンカーベリー、ジャイアントセコイア、ジンコウボク(沈香木)、ピスタチオ、ヒューオンパイン、ブリッスルコーンパイン、ボックスエルダー、ヨーロピアンオーク、ヨーロピアンビーチ、レバノンスギ
〇 木材見本の写真は加工曲面
小箱の曲面に現れた木肌や杢が鮮明に見える写真を掲載。従来の木材事典では平板の写真が主流だったが、本書では加工前の木地を含めて1樹種につき4カットを基本とする。
〇樹種ごとに、硬さなどを体験に基づきながら紹介
硬さ(1~10までランク付け)、加工のしやすさ、木目、色、匂いなどの特徴を樹種ごとにわかりやすく説明。木材の使い手(木工関係者、インテリア関係者、木材業者など)にとって有益な情報が満載。
例えば、「逆目を感じず加工しやすい。ロクロ加工では、繊維の影響を受けずサラサラと挽ける。油分なくペーパーが効き、仕上げ後に粗が目立たない」などの具体的な記述がある。
〇 特に色と匂いは、具体的なイメージが湧く表現で
色と匂いについては、できるだけイメージしやすい表現を心掛けている。
例えば、「エスプレッソコーヒーのような黒」、「しっとりしたバナナのような黄色」、「杏仁豆腐やサクランボのような匂い」など。
〇 正しい木材名、最新の学名と科名を掲載
木材業界や既刊の事典では、木材名が植物学上の呼称と市場通称名などが入り混じって使われ、混乱していることがある。
本書では、できるだけ整理して、学名と共に正しく記載することに努めている。木の学名や科名は、DNA解析による最新のAPG体系に基づいて掲載(第3版では最新情報をアップデート)。
〇小箱の作品集としての楽しみ
事典としてだけではなく、色や木目の異なる325種の小箱の作品集としても楽しめる。
事典としてだけではなく、色や木目の異なる325種の小箱の作品集としても楽しめる。
【書籍概要】
書名:『【原色】木材加工面がわかる樹種事典 第3版』
著者:河村 寿昌、西川 栄明
監修者:小泉 章夫
仕様:A5判、320ページ
定価:3,960円(税込)
発売日:2025年10月3日(金)
株式会社 誠文堂新光社
https://www.seibundo-shinkosha.net/
書名:『【原色】木材加工面がわかる樹種事典 第3版』
著者:河村 寿昌、西川 栄明
監修者:小泉 章夫
仕様:A5判、320ページ
定価:3,960円(税込)
発売日:2025年10月3日(金)
株式会社 誠文堂新光社
https://www.seibundo-shinkosha.net/
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