2019年12月2日月曜日

12/1開業、平田晃久建築設計事務所「ナインアワーズ水道橋」

水道橋に12/1(日)より開業した、カプセルホテル「ナインアワーズ水道橋」の内覧会が11/29に行われた。 「ナインアワーズ」は、都心における機能的かつ高品質なトランジットサービスという独自のカテゴリーを目指し、部屋という空間概念を捨て、睡眠とシャワー、身支度の3つの機能に特化してそれぞれの品質を研ぎ澄ませる、という考えのもと開発。宿泊に限らず、24時間お客様の都合に合わせて仮眠やシャワーのみでも利用できるトランジットサービスを提供している。クリエイティブディレクションは柴田文江氏(デザインスタジオS)、サイン&グラフィックデザインは廣村正彰氏(ヒロムラデザインオフィス)が手がけている。建築・設計は、店舗により異なる建築家と協業しており、13号店となる「ナインアワーズ水道橋」は、平田晃久氏(平田晃久建築設計事務所)が担当。平田氏が設計するのは5店舗目で、内覧会ではデザインのコンセプトについても説明された(写真3枚目)。
6Fの空中ラウンジ
敷地が首都高とJR中央・総武線が交錯する場所にあること、その周囲を取り囲むビルの屋上はガーデンテラスやパーキングなどとして様々に利用されていることから、それら都市のアクティブな流れをつなぐ上空の仮想的な地平面と見立て、この空中ラウンジがつくられた。開放的なラウンジ空間は、360°風景を望むことのできる、都市に投げだされた場所のような空間をつくりだした。
 4F 男性用のロッカーとシャワー室
 3F 男性用カプセル
2~4Fは男性専用フロア、5,7,8Fが女性専用フロアになっており、女性フロアは専用のエレベーターでなければ、移動が出来ない仕組み。
 地上レベルは建物のボリュームを1層浮かして視線の抜けをつくり、日本橋川や神田川、川沿いに植えられた桜並木を感じることのできるエントランス、カフェスペースとしている。
カフェは、東京都内初「REC COFFEE」路面店が出店。“飲食はその街に出てしてもらう”と考えているナインアワーズだが、お客様が出発する朝、あるいは午後のひとときに満足できる品質のコーヒーを提供したいという思いもあり、水道橋・赤坂・浅草は、スペシャルティコーヒーショップと提携し、カフェを併設した店舗となっている。
今後ナインアワーズは、2月には名古屋、3月に東京・浜松町、6月に半蔵門に順次開業も予定している。

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