2023年11月28日火曜日

「黄金湯」がクラフトビール醸造所「“BATHE YOTSUME BREWERY”(ベイズヨツメブルワリー)」を開設

 墨田区の四ツ目通りを中心に徒歩10分圏内に点在する3つの銭湯「黄金湯」「大黒湯」「さくら湯」を運営する㈲金沢浴場がオリジナルクラフトビールを提供するためのビアバーを備えた醸造所「“BATHE YOTSUME BREWERY”(ベイズヨツメブルワリー)」をオープンする。11/26(いい風呂の日)にビール醸造を開始、12/16よりビアバーにてクラフトビールの提供を開始する。
2020年にリニューアルした「黄金湯」(内装設計:スキーマ建築計画、KENCHIKUでも紹介⇒記事はコチラ)オープン当初から、店主の新保明子氏は『湯上りの最高のひとときを醸造する』『湯上りに最も適したクラフトビールをつくる』という思いを抱いており、今回のプロジェクトが立ち上げられ実現に至った。
「BATHE YOTSUME BREWERY」の内装設計は、14sd / Fourteen stones designの林洋介氏。14sdはインテリアデザイン、会場構成、グラフィックデザイン、プロダクトデザインなど様々なジャンルのデザインを行うデザインスタジオ。同氏が清澄白河の倉庫を改修した「まめやコーヒー」を新保氏がみて設計を依頼することになった。ビールを醸造する設備をガラスで覆い、通りに面したファサードに配置しているので通りゆく町の人々は醸造する姿を見ることができる。また醸造室を横目に店内通路を奥に進むとBARスペースが併設されている。銭湯のように生活の中で気軽に立ち寄れて、迫力のある醸造設備を見ながらビールを楽しんでもらえる空間構成とした。テーブルやカウンター天板には本物の石を使用。素材にもこだわって作られている。
ブランディング/クリエイティブディレクションは、アーティストの高橋理子氏。高橋氏は「黄金湯」の総合プロデュースもしており、自身の事務所(内装設計:スキーマ建築計画、KENCHIKUでも紹介⇒記事はコチラ)は「BATHE YOTSUME BREWERY」の隣に位置する。“BATHE=浴びる”から、お風呂の蒸気・サウナの蒸気・ビールの泡・湧き上がる高揚感をロゴマークとして表現した。
クラフトビールは、併設のビアバーだけでなく、「黄金湯」の番台バーをはじめ、順次各銭湯にて提供していく(「大黒湯」「さくら湯」では瓶ビール)。

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