太陽工業株式会社は、ECTFE(エチレン・クロロトリフロロエチレンの共重合体)の透明な膜材を使用した道路側面に設置する落下防止柵を、2024年1月より本格発売する。
太陽工業株式会社では、2018年から首都高速道路株式会社(本社:東京都千代田区)とともにライダーの転落を防止するための耐衝撃性が高く透過性の高い膜素材の研究を進め、浜崎橋ジャンクションや江戸橋ジャンクションにECTFE膜材を使用した透明な落下防止柵を2020年に設置し検証を進めてきた。今回、このECTFE膜材を使用した落下防止柵の製品化が可能と判断し、本格的な拡販を開始することとなった。
ECTFEは通常使用されているETFE膜材に比べ、透明度が高く景観性に優れ、また透視ひずみが少ないため、運転手の視界に違和感を及ぼすことがなく、また、耐衝撃性に優れており、加撃体重量130kgにも耐えられるほか、飛び石などを受けても割れることがない。また対燃性も高く、鉄製の網やガラス素材などに比べて、落下防止柵に適した新素材となっている。
ECTFE(左 くもり度1%)とETFE(右 くもり度10%)の比較
太陽工業株式会社-太陽工業グループ (taiyokogyo.co.jp)
ECTFE膜材で“くもり度1%”を実現した落下防止柵を本格販売 - MakMaxプラス (taiyokogyo.co.jp)
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