2026年1月19日月曜日

エヌ・シー・エヌグループの株式会社MAKE HOUSEが社名を「株式会社KINO BIM」に変更 

エヌ・シー・エヌの100%子会社で、BIMを用いた木造建築のデジタル化を推進する株式会社MAKE HOUSEは、2026年1月1日付で社名を「株式会社KINO BIM(キノビム)」に変更した。

社名変更の背景
新社名は「木のBIM」を意味し、木造建築業界のDX化を牽引するリーディングカンパニーとしての姿勢を示すもの。2026年4月からBIMデータによる建築確認申請が開始され、住宅のみならず非住宅木造建築の設計においてもBIM活用が進む時代を見据え、創業10周年を機にシンプルで分かりやすい名称へ刷新した。

事業内容と提供サービス
株式会社KINO BIMは、木造建築物の設計・生産工程のBIM化を推進し、情報連動による業務効率化を目指す。木造分野はデジタル化が遅れていると見られがちだが、プレカット技術はRC造やS造よりも進んでおり、設計情報化による生産連携が重要となる。
■MAKE ViZ(メイクビズ)
BIMモデルを活用した建築パース、VR、日照シミュレーション動画などのビジュアル制作を迅速に出力し、プレゼンテーションを支援。
■MAKE DoC(メイクドック)
図面・申請代行サービス。基本設計から確認申請、実施設計図書、LCA算定、補助金申請まで対応。
■社内業務のBIM化コンサルティング
業務に最適化したBIMテンプレート構築、運用設計、共通データ環境(CDE)の立ち上げをサポート。
■BIM確認申請対応コンサルティング
国交省BIM推進会議の審査TF参画経験を活かし、行政・審査機関と連携したBIM審査基準対応やソフト開発支援を提供。



KINO BIM


2026年1月16日金曜日

【WhO】イタリアの「Spaghetti Wall」から17柄84点を新発表。建築的構図と立体的パターンが特徴

野原グループ インテリアスタイルユニットが運営する壁紙ブランド「WhO(フー)」は、2025年12月11日、イタリアの壁紙ブランド「Spaghetti Wall(スパゲッティ ウォール)」より第二弾となる新柄84点をリリースした。今年、日本で初展開された同ブランドの新コレクションは、建築とシンクロする構図や陰影による立体的なパターンを中心に、クラシカルな印象を与えるアナログテクスチャーと直線の組み合わせなど、多彩なデザインを揃えている。
建築的構成と陰影が生むモダンなパターン
Spaghetti Wallは、イタリアのクリエイターとのコラボレーションを通じて、枠に捉われない表現を追求するブランドである。今回の新柄は、落ち着いたトーンから個性的なカラーまで幅広く、視覚的にも情緒的にも訴えかける力強さとクラフトマンシップを兼ね備えている。凹凸を感じる立体的なパターンは大小異なるサイズを用意し、空間の広がりに合わせた選択や壁面サイズへの調整にも対応する。
商品情報
シリーズ名:Spaghetti Wall
品番:SPGT801~885
価格:¥7,200/m(税別・送料別)
商品一覧はこちら





WhO
https://whohw.jp/

2026年1月15日木曜日

【まどりLABO】テキスト入力で希望の間取りをAIが生成する新機能をリリース

まどりLABOは2025年12月22日、日本で初めて、ユーザーが自由に記述した要望文をAIが解析し、その内容を間取り生成に反映できる機能を実装した。「収納を多くしたい」「ホテルのような暮らしをしたい」など抽象的な要望も含め、間取りとして可視化することが可能となる。まどりLABOは、今年3月に創業し「間取りは住む人が考える時代を創る」をテーマに掲げる国内唯一のAI間取り生成サービス(自社調べ)である。

新機能の概要
ユーザーは直感的な操作で情報を入力するだけで、3分以内に最大5パターンの多様な間取りと3Dイメージを出力できる。従来、施主が設計士に要望を伝えてから間取りに反映されるまでには約1週間を要し、長時間のヒアリングが必要だった。今回の新機能により、施主は「インダストリアルな雰囲気の家にしたい」「ヨガができるスペースがほしい」「LDKは広い方が良い」といった要望を入力するだけで、AIが即座に間取りを生成する。
さらに、インテリアに関する要望も反映可能で、「北欧風のインテリアにしたい」といった希望を3Dイメージで確認できる。これにより、施主は理想の住まいをシミュレーションし、設計士との打ち合わせを円滑に進められる。
〇AIと建築士の連携
生成された間取りは、まどりLABO所属の建築士に無料で修正依頼が可能。AIと建築士の力を組み合わせることで、より精緻な設計を実現する。
〇ビジョンと今後の展望
まどりLABOは「家づくり2.0時代」を提唱し、間取りの作り手を建築会社から住む人へとシフトさせることを目指す。

代表取締役の野口雄人氏は「東京大学で建築を専攻していた在学中、兄の注文住宅設計に携わった際、兄の想いを間取りに反映することに苦心しました。その経験から、もっと簡単に理想を形にできるツールがあれば、施主も設計者も楽しんで家づくりができると考え、AIによる間取り設計に挑戦しました。今回のリリースで、住む人が自分の要望をダイレクトに間取りに落とし込めるようになり、『間取りは住む人が考える時代を創る』というビジョンに大きく近づいたと感じています。」と語る。



まどりLABO

2026年1月14日水曜日

【YKK AP】「リウッドデッキ」をリニューアル発売 施工性向上と価格低減を実現

YKK AP株式会社は、環境にやさしく耐久性に優れた再生木デッキ「リウッドデッキ 200 EG」「リウッドデッキ 200」をリニューアルし、「リウッドデッキ S EG」「リウッドデッキ S」として2026年1月9日に発売した。従来品の「高耐久性」「安全・安心な使い心地」という特長はそのままに、施工性の向上やお求めやすい価格設定、仕上がりの美しさを実現した。天然木のような質感と繊細な木目柄を追求した高意匠タイプ「リウッドデッキ S EG」と、多彩なカラーで住まいと美しく調和するスタンダードタイプ「リウッドデッキ S」の2タイプを展開する。

製品開発の背景
近年、シンプルで効率的な生活を送る平屋住宅への関心や、既存住宅のリフォーム・リノベーション需要が高まっている。庭回りを生活空間と捉え、フェンスやデッキ、植栽を設けてアウトドアリビング化するエクステリアリフォームの事例も増加している。一方で、建築業界では施工技能者不足が深刻化し、工期遅延や建築費の上昇が懸念されている。こうした状況を踏まえ、YKK APは住まい手にとっての機能性・意匠性を高めると同時に、
施工技能者の労力や作業時間を軽減することを目的に「リウッドデッキ S EG」「リウッドデッキ S」を開発した。Sには「Smooth(円滑な施工)」「Safe(安全性)」など複数の意味を込め、リウッドデッキの新しい「Standard(基準)」となる商品として位置づける。
新製品はデッキ材の板厚を増やし剛性を高めるとともに、熱反りへの配慮を施した仕様とした。これにより、大引・束柱などの部材点数を削減し、施工時間を短縮。例えば、2間6尺(横幅約3.6m、奥行約1.8m)サイズでは従来品と比較して施工時間を約1時間短縮し、価格比約93%を実現した。意匠面ではキャップ部品の小型化や質感の向上を図り、洗練された外観に仕上げている。従来品と同様に素材は木粉とポリプロピレンを採用し、耐候性・耐腐朽性・耐水性を確保。滑りにくさやデッキ材のすき間にモノが落ちない構造など、リウッドデッキの特長を継承している。

詳細仕様
商品名
リウッドデッキ S EG、リウッドデッキ S、バルコニー用リウッドデッキ S EG、バルコニー用リウッドデッキ S
材質
デッキ材・幕板=木材+プラスチック再生複合材、下地構造部=アルミニウム(一部スチール)
床耐荷重性能
1,800N/㎡(183kgf/㎡)
カラー
高意匠タイプ(EG):レッドブラウン、ナチュラルブラウン
スタンダードタイプ:レッドブラウン、ナチュラルブラウン、ホワイトブラウン、ウォームグレイ、セピアグレイ
サイズ
間口1,849~7,249mm、奥行920~3,620mm、高さ固定式200/550mm、調整式400~1,000mm
参考価格
リウッドデッキ S EG:103,700円(奥行920mm×間口1,849mm×高さ200mm)
リウッドデッキ S:93,200円(同サイズ)




2026年1月13日火曜日

【トゥーヴァージンズ】『看板建築 昭和の商店と暮らし』が新装改訂版で復刊

トゥーヴァージンズは、2025年12月26日(金)に、ビジュアル探訪記<味なたてもの探訪>シリーズの最新刊『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』を発売した。本書は2019年に刊行され重版を重ねた同タイトルの改訂版であり、横須賀の看板建築「みどり屋」や、看板建築群で知られる石岡の街など新たな取材を加え、最新情報を大幅に更新した。クラウドファンディングで話題となった秩父「パリー食堂」も再取材している。
看板建築は、建築家・藤森照信氏が命名した店舗兼住宅の一形式である。関東大震災後の復興期に現れた木造2~3階建ての建物で、正面のみを銅板やモルタル、タイルなどの耐火素材で覆い、装飾を施したものを指す。本書は藤森氏の推薦を受けて刊行される。
藤森氏は次のように述べている。
「昭和のはじめ、東京の下町を不思議な姿をした店が埋めつくした。文房具屋、花屋、床屋、和菓子屋、帽子屋、本屋、お惣菜屋、ミルクホールなど……今はおおかた消えてしまった個人商店が稼業に励み、街のにぎわいを支えていた。21世紀の都市を生きるものが忘れてはいけない、そうした世界が、この一冊にはつまっている。」

内容構成
本書は、関東圏を中心に看板建築で商店を営む家主へのインタビューを収録。看板建築は商店の生業と暮らしが一体となった建築の姿を示しており、紹介する11軒の家主から聞いたエピソードを通じて、昭和の暮らしと人々の思いを描く。
インタビュー掲載例:
夜の街に華やいだ洋食店 パリー食堂(秩父)
祭り文化を伝える呉服店 みどり屋(横須賀)
最先端の技術を支える刷毛屋 江戸屋(日本橋)
築地から世界へ広がる食器店 一不二(築地)
東大生に愛された老舗喫茶店 万定フルーツパーラー(閉業)
仕立て屋を支える服飾資材店 岡昌裏地ボタン店(神田)
建築に惹かれる歯科医院 山本歯科医院(神田)
会いに行きたくなる理容店 藤太軒理容所(西多摩)
参道で時を刻む複合商業施設 湯浅物産館(鎌倉)
海のそば、光が差し込む写真館 星野写真館(鎌倉)
心と体をゆるめる街の銭湯 たから湯(秩父)
フォトアーカイブ
現存する看板建築から閉業・解体されたものまで、昭和の街並みを写真で記録。中央区、日本橋、銀座、築地、文京区、千代田区、台東区、墨田区、鎌倉、小田原など、地域別に整理したアーカイブを収録。
コラム
看板建築の装飾や歴史を深く楽しむためのコラムも充実。パーツ図解、リノベーション事例、アンティークガラスの魅力、職人技の紹介など、文化資源としての価値を再認識できる内容となっている。

書籍情報
書名:『新装改訂版 看板建築 昭和の商店と暮らし』
監修:萩野正和
定価:2,400円(本体2,200円+税)
仕様:A5判/並製/208頁/オールカラー
ISBN:978-4-86791-069-6
発売日:2025年12月26日(金)
発行:株式会社トゥーヴァージンズ


トゥーヴァージンズ
https://www.twovirgins.jp/

2026年1月9日金曜日

【サンゲツ】カーテン・壁紙を「咲き続ける花」へアップサイクル

サンゲツは、スペディーレと連携し、インテリア資材を活用したアートフラワーを展開するプロジェクトを開始した。本取り組みでは、サンゲツが取り扱うカーテン、椅子生地、壁紙の廃番商品を、デザイン性と素材の質感を生かしたアートフラワーへとアップサイクルし、資源の有効活用と、メンテナンスフリーで長く愛せる新たなインテリアアイテムに生まれ変わらせる。このアートフラワーは「Lovēco × sangetsu」として、現在サンゲツ品川ショールーム「sangetsu design site FLAGSHIP」で展示している。
「Lovēco(ロヴェコ)」はスペディーレの登録商標であり、職人たちが愛情を込めて作る「Love」と、環境問題に対して役に立ちたいという「Eco」を組み合わせた意味を持つMADE IN JAPANのアートフラワーである。スペディーレは「人や物を大切にする」という理念を掲げ、アパレル商品製造の過程で発生する残布や規格外品を活用し、このブランドを誕生させた。

コラボレーションの背景
サンゲツでは、見本帳の切り替えに伴い廃番となる資材が課題となっていた。スペディーレの理念に共感したことをきっかけに、サンゲツは自社で取り扱うカーテンや椅子生地、壁紙の廃番商品を活用したオリジナル版「Lovēco」を企画。スペディーレの技術とサンゲツの素材が融合し、「Lovēco × sangetsu」として今回のコラボレーションが実現した。
今後の展開
本商品は、サンゲツのグループ会社であるサンゲツヴォーヌが運営するECサイト「WARDROBE sangetsu」での販売準備を進めている。具体的な特長やラインアップ、販売開始時期については、改めて詳細を発表する予定だ。
サンゲツは、インテリア素材が持つ豊かな質感とスペディーレの職人による丁寧な手仕事を掛け合わせることで、環境に配慮しながら空間を彩る新たな価値を提案していく。

〇展示情報
展示場所:サンゲツ品川ショールーム「sangetsu design site FLAGSHIP」
所在地:東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー4F
休館日等の詳細:https://www.sangetsu.co.jp/showroom/tokyo/


2026年1月8日木曜日

【AXIS】」vol.235 winter 表紙は、ビャルケ・インゲルス、特集は「未来視点のデンマークデザイン」

デザイン誌「AXIS」を発行する株式会社アクシスは、2025年12月27日(土)にvol.235を発売した。本号の表紙は、ビャルケ・インゲルス、特集は「未来視点のデンマークデザイン

COVER STORY
ビャルケ・インゲルス(Founder and Creative Director, Bjarke Ingels Group)
快楽主義的な持続可能性が、世の中の複雑な矛盾を整合させ、優れた解決策を提示する。
世界で最も注目されている建築家のひとりであり、デンマークを代表する人物でもあるビャルケ・インゲルス。彼が率いるビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)は、ニューヨークや上海など世界9カ所に事務所を構え、総勢700人が働くという。2023年に建設された本社屋はコペンハーゲン湾の一角にあり、インタビュー中、大きな窓からはゆったりと航行する大型クルーズ船が見えた。
 
特集
■未来視点のデンマークデザイン
未来を見据えた視点は、今やものづくりに欠かせないものになりました。それを軽やかに取り込み、原動力に変えているのがデンマークのデザインです。前提を問い直しながら暮らしに寄り添う建築。環境負荷や製品寿命、労働環境まで考慮しながら、美しさや心地よさに妥協しない家具やファッション。自ら挑戦の場を生み出すデザイナー。市民や生産者が協働して更新し続ける持続的な食文化。そしてそれらを後押しする社会の仕組みや制度。共通するのは、彼らにとって未来とは身構えて語る理想ではなく、日々の暮らしをより良くするための選択の積み重ねだということ。この国の " 未来視点" は、生活のなかで自然と育まれています。
■暮らしが育てるコペンハーゲンの街
公園や運河でくつろぎ、自転車でどこへでも行ける。心地良い日常が息づくコペンハーゲンでは今、各地で再開発が進んでいる。人々の暮らしを大切にしながら、どう街を育てているのか。デンマークに2012年頃から住み、今は日本と2拠点で活動するモック・アーキテクツ(mok architects)の森田美紀と小林 優に話を聞いた。
■時代を静かに更新する家具ブランドとデザイナー
今の時代にものを生み出すことの意味と責任を見つめ、真のサステナビリティを実践する家具ブランド。自らの手を動かし、問いを深めながら新たなアイデアを試すデザイナー。伝統的なクラフトマンシップを大切にしながら、価値観を静かにアップデートする、ふたつの家具ブランドと4組のデザイナーを訪ねた。
■協働がつくる食文化 - 進化し続けるデンマークの日常食
「デンマークの食」といえば、食を文化や科学、社会などの文脈から総合的に捉えるガストロノミーの先駆的存在として名を馳せたノーマ(Noma)を思い浮かべる人は多い。しかしノーマに注目が集まる一方で、デンマークの日常食もまた、未来を見据えた視点で進化を続けてきた。その背景にある歴史や考え方について、フードジャーナリストの君島佐和子が、デンマーク食文化研究家のくらもとさちこに話を聞いた。
■美しさと責任を両立させるデンマークファッションの今
ファッション領域で "サステナブル最先端" と称されるデンマーク。パリの物語性、ミラノのラグジュアリー、ニューヨークの商業合理性とは異なり、機能性と控えめな美意識を土台に、環境配慮と社会的責任がデザイン思想を育んできた。過去10年で大きく転換したデンマークのファッションシーンを辿り、未来志向のものづくりの精神に触れる。
■デンマーク建築はなぜ今、世界の未来像を更新しているのか
サステナビリティと創造性を両輪に、都市計画から文化遺産まで多様な領域で革新を続けるデンマーク建築。地域性に根ざしたデザインから気候変動への応答、そして日常を豊かにする遊びの提案まで、注目の5事務所を紹介する。後半では、BIGでの経験をもつ建築家の神谷修平が、その背景にある "体系的創造性" の本質を語る。
■「人間中心の街」 コペンハーゲンはどうつくられたか - 都市を変えた建築家、ヤン・ゲール
ヤン・ゲールといえば、都市計画を勉強したことがある人なら知らぬ人はいないほど著名な建築家であり、学者、アーバニストでもある。最初の著作『建物のあいだのアクティビティ』(1971年)は世界各国で翻訳され、今も読み継がれる名著だ。2000年代に入り、ニューヨーク、ロンドン、シドニーといった大都市の市長たちは、こぞってゲールに教えを請うたという。彼の最初の実験都市であるコペンハーゲンについて、ゲールに尋ねた。

Contents
COVER STORY ビャルケ・インゲルス(Bjarke Ingels Group)
特集 未来視点のデンマークデザイン
■暮らしが育てるコペンハーゲンの街
■街と人を動かすデザインイベント
■時代を静かに更新する家具ブランドとデザイナー
■タクト サステナビリティを実践し、伝統を更新する
■A. ピーターセン 時間をかけてつくり出すデザインとクラフトの融合
■ヨナス・トランぺダック クラフトからインダストリアルを生み出す
■クリス・リリエンバーグ・ハルストロム デザインとテキスタイルアートを行き来する
■キャスパー・クスター 制約を設けず、思うままに実験し続ける
■アーカイバル・スタディーズ 「本当にこれが最善なのか」、 建築のあり方を問い続ける
■協働がつくる食文化 - 進化し続けるデンマークの日常食
■「AAMANNS」 アダム・オーマンに聞く 伝統食「 スモーブロ」のリデザイン
■「食は自己表現」- デンマークのベーカリーブームを支える育種家
■美しさと責任を両立させるデンマークファッションの今
■FRITZ HANSEN EXHIBITION in HONJIMA 2025
■成熟した自転車文化が示す、新しい移動のかたち
■デンマーク建築はなぜ今、 世界の未来像を更新しているのか
■「人間中心の街」 コペンハーゲンはどうつくられたか - 都市を変えた建築家、ヤン・ゲール
スコープ
■インダストリアル ロマンティシズムは失われた夢を取り戻すことができるか
■プロジェッティスタ城谷耕生 - イタリアから雲仙小浜へ ひとりのデザイナーの軌跡
■Design That Moves You タンジェリンが実践する三層の「Move」


デザイン誌「AXIS」vol.235 winter
発売日:2025年12月27日
言語:和英併記(バイリンガル表記)
体裁:A4判変型(274 x 210mm)
定価:2,500円(税込)
発行:株式会社アクシス

2026年1月7日水曜日

【TOOLBOX】 トレンドの「くすみカラー」を採用した『マットカラーのキッチン天板』販売開始

toolboxは、2025年12月11日、新商品『マットカラーのキッチン天板』を発売した。ホワイト、ブラック、ベージュ、グレー系の計8色を揃え、マットな質感と1mm単位のサイズオーダーに対応することで、キッチンをインテリアとして楽しむ提案を行っている。

キッチンのインテリア性を高める「くすみカラー」採用のオーダー天板
『マットカラーのキッチン天板』は、ホワイト、ブラック、ベージュ、グレー系の「くすみカラー」をラインナップしたマット質感の天板である。近年、ファッションやメイクで注目される「くすみカラー」は、インテリア業界でも広がりを見せており、Pantone社が発表した2025年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」ではブラウン系のくすみカラーが選定された。日本流行色協会(JAFCA)も、彩度を抑えたニュアンスカラーを春夏のトレンドとして発表している。人気商品となっている幅・奥行きを1mm単位でオーダーできるステンレス製『オーダーキッチン天板』に追加された新シリーズは、キッチンをLDKの中心的存在としてインテリアの一部に取り込むニーズに応える。

マットな質感と全8色のカラーバリエーション
カラーはホワイト、オフホワイト、ホワイトベージュ、グレーベージュ、ライトグレー、グレー、ダークグレー、ブラックの8色。木材や鉄など素材感のあるアイテムとの相性が良く、光沢を抑えた梨地のような質感が柔らかな反射を生む。タイルなど光沢素材との組み合わせでも調和が取れる。表面は高圧メラミン仕上げで、耐熱性・耐汚染性に優れ、傷がつきにくい。濃色系(グレーベージュ・ダークグレー・ブラック)は指紋レス仕様。日常の手入れは水拭きと乾拭きで十分であり、汚れには中性洗剤が使用可能。
サイズオーダーと多様な設計対応
幅は最大3010mm、奥行きは1100mmまでオーダー可能。ダイニングテーブル一体型の大型キッチンからコンパクトキッチンまで対応する。シンクやコンロの有無を選択でき、II型やL型キッチンの計画も可能。収納カウンターや棚板にも利用でき、LDK全体の一体感を演出する。専用ブラケットでフロート型にしたり、toolboxの『ユニキッチンシステム』(全21種)と組み合わせることもできる。シンクはステンレス製とクォーツ素材の2種類で、クォーツシンクはホワイト、サンド、ブラックの3色展開。
加工性とデザインの自由度
現場でカット可能な加工性を備え、リノベーション現場での調整にも対応。小口形状は「見付40」(半円形)と「見付20」(角にわずかなアール)の2種類から選択できる。見付40は家具のような柔らかい印象を、見付20はシャープでスッキリした印象を与える。
キッチンを空間全体で考える提案
『マットカラーのキッチン天板』は、キッチン単体ではなくLDK全体との調和を重視するtoolboxの提案を体現するアイテムである。木製システムキッチンやキッチン構成要素のパーツ販売と組み合わせることで、オリジナリティある空間づくりを後押しする。


2026年1月6日火曜日

「teamLab Phenomena Abu Dhabi」建築概要を公開 サディヤット文化地区に没入型ミュージアム誕生

アブダビ文化観光局とデベロッパーのミラル社は、サディヤット文化地区に新たな没入型ミュージアム「teamLab Phenomena Abu Dhabi」をオープンし、建築概要を公開した。開業日は2025年4月18日(金)。アート、テクノロジー、イノベーションが融合する唯一無二の体験を提供する施設として、アブダビの文化・芸術シーンにおける重要な節目となる。
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」の建築 (C) アブダビ文化観光局、ミラル

建築コンセプトとデザイン
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」は、コンセプト「環境現象」をテーマに、デジタルテクノロジーによるアート作品を展示する。建築はMZアーキテクツが設計を担当し、砂漠の砂丘や海の波といった自然の有機的な形態からインスピレーションを得た。うねる曲線と有機的な形状は光の移ろいを捉え、静止の中に動きを感じさせる。壁面は流れるように連続し、従来の建築が持つ硬直した境界をなくし、形態と空間がシームレスにつながる。
プリンシパルアーキテクトのトニー・アビ・ゲブライエルは「生きていると感じられる建築を創ることを目指した。形、光、知覚が常に対話する空間で、訪れる人々が見るだけでなく感じることができる場所を実現した」と語る。

設計プロセスと技術的挑戦
チームラボアーキテクツ代表の河田将吾は「今回は通常と逆の順序で設計した。内部空間の形状を先に決定し、その後ファサードを設計したため、外観には内部の形状がそのまま現れている」と説明する。総床面積は17,367.43平方メートルに及び、作品群は「環境現象」に基づき、現象を生む環境そのものによって成立している。
作品《Wind Form》の複雑な3D曲線を実現するため、デジタル形状と現実空間の誤差を自動可視化するソフトを開発し、複数の関係者とデータ連携を行った。また、作品《Circulating Universe of Water Particles》では、柱のように見える構造体が視覚的演出と機材収納を兼ね、広大な柱のない空間を実現している。


建築概要
所在地:アブダビ、サディヤット文化地区
敷地面積:28,930.54㎡
建築面積:12,156.68㎡
延床面積:17,367.43㎡
構造:鉄筋コンクリート
外装:GRC+GRPパネル


ミュージアム詳細:https://www.teamlab.art/jp/e/phenomena/
建築概要:https://architects.team-lab.com/jp/projects/teamlab_phenomena_architecture/
ハイライト動画:https://www.youtube.com/watch?v=xodyJxgxW2U

2026年1月5日月曜日

【大和書房】 近代建築の巨匠「ル・コルビュジエ」のクロノロジカルな記録の集大成!『ル・コルビュジエ 理念と形態』発売

大和書房は『ル・コルビュジエ 理念と形態』(ウィリアム・J・R・カーティス:著、中村 研一:訳)を2025年12月17日に発売した。

本書は、「コルビュジエを知るのであれば、まずこの本を最初に参照すべきである」と評された、ル・コルビュジエ研究の世界的第一人者ウィリアム・J・R・カーティスによる『Le Corbusier Ideas and Forms (Second Edition)』(Phaidon Press, 2015)の、待望の全訳である。生涯の歩みをまとめた伝記的記述、建築創作上の重要な理念の詳述、愛情溢れる作品解説だけでなく、都市計画や家具デザイン、雑誌編集・絵画など建築にとどまらない活動を網羅するものとなっている。

目次

I シャルル・エドゥワール・ジャンヌレの形成期 1887-1922
生誕地
個人的原理の探求
ジュラ地方のための古典主義
パリ、ピュリスム、レスプリ・ヌーヴォー
II 建築的理想と社会的現実 1922-1944
新たな工業都市のための建築型の定義
住宅、スタジオ、ヴィラ
機械時代の宮殿と公共施設
意図の構造:サヴォワ邸
集合体の提示:難民センターとスイス学生会館
機械化、自然、地域主義
政治、都市計画、旅行
III 古代の感覚:後期作品 1945-1965
モデュロール、マルセイユ、地中海の神話
聖なる形態、古代の連想
インドにおけるル・コルビュジエ:チャンディガールのシンボリズム
アーメダバードの商人たち
回顧と創造:最後のプロジェクト
IV 原理と変容
建築的理念の領域
形態の起源
独自性と典型性
変容するル・コルビュジエ
終章:モダニズム、自然、伝統

書籍概要
書名:ル・コルビュジエ 理念と形態
著者:ウィリアム・J・R・カーティス
訳者:中村 研一
発売日:2025年12月17日
判型:A4判
頁数:672ページ
定価:15,400円(税込)
発行元:株式会社大和書房 



大和書房