自然をテーマにした詩的で実験的な作品によって、デザイン・建築・現代美術の領域で国際的に活躍するデザイナー、吉岡徳仁氏。今回の展示では、ガラスを「光を表現する最も近い素材」と捉え、ガラスを素材にした作品を紹介。代表作である「Water Block-ガラスのベンチ」をはじめ、建築のプロジェクト「光庵-ガラスの茶室」と「Rainbow Church-虹の教会」の映像を展示するほか、最新作の「Glass Watch」、Dom Pérignon Art Projectで発表された「Prism」、「虹の建築」プロジェクトが展示。
「Water Block-ガラスのベンチ」2002
透明でありながら光の屈折によって、強いオーラを放つベンチ。2011年にはオルセー美術館(パリ)において、印象派ギャラリーで、マネやドガ、モネ、セザンヌ、ルノワールに代表される印象派の作品群とともに常設展示されている。
「Waterfall」2005-2006
世界最大のオプティカルガラスのテーブル。スペースシャトルにも使用される特殊なガラスで作られている。21_21 DESIGN SIGHT初の屋外での展示で、吉岡氏自ら交渉をして展示できるようになったという。
「Water Block-KATANA」2017
まるで“光の刀”のような三角形の無垢のガラスにより、自然が生み出す美しさを水の塊の彫刻のように表現。今年1月~3月の間、銀座の資生堂ギャラリーで展示され、今回は2回目のお披露目。
「Dom Pérignon ×Tokujin Yoshioka-Prism」2017
ISSEY MIYAKE WATCH Project「Glass Watch」
「Rainbow Architecture Project」2010-2017
「Rainbow Church-虹の教会」に続く、プリズムを使用した建築のプロジェクト。虹の光を体感する建築。巨大なプリズムの彫刻によって、光の建築が生み出される。
プレス内覧会では、吉岡氏ご本人による作品解説も行われた。展示は、11/13(月)まで。無料で誰でもみることが出来る。11/11(土)14:00 ~15:00は、ご本人によるギャラリートークが開催予定。
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