2018年12月7日金曜日

YKK APとリビタのリノベーション       実証住宅「広がる屋根」が横浜市に竣工

 YKK AP株式会社は、2017年に引き続き、リノベーション事業者の株式会社リビタと共働し、戸建て住宅リノベーション事業「HOWS Renovation(ハウスリノベーション)」の一環として、自社製品を活用した性能向上リノベーションを実証するプロジェクトを行なっており実証住宅「広がる屋根」が、神奈川県横浜市にが竣工した。
「広がる屋根」外観
今回のプロジェクトでは、自社製品を活用する事で、築37年の木造住宅を「断熱性能 ※1」と「耐震性能 ※2」において、一般的な新築住宅の性能を上回る数値を達成した。それと同時に、大きくなった屋根の上には芝生が広がり窓からの眺望・日照・通風に配慮するなど“自然エネルギーとの共生”が試みられ、これからの時代に求められた最先端のリノベーション事例となった。       
「広がる屋根」イメージパース
「広がる屋根」2階居室より芝生の張られた屋根をみる


「広がる屋根」大きな開口部をもつ1階部分

本物件は、一定期間(2019年2月末まで予定)を両社のコンセプトハウスとして事業者向けにも公開し、ノウハウの提供や啓発、地域への情報発信に活用した上で、販売後もエネルギー収支や光熱費の定点観測など、性能向上リノベーションの実証を行う予定だ。

 ※1=高性能樹脂窓「APW330 真空トリプルガラス仕様」などの断熱窓等の採用で、住宅の断熱性能が改修前の3倍以上に向上(UA値:改修前1.81W/㎡・K ⇒ 改修後0.51 W/㎡・K)し、HEAT20 G1相当レベルの健康で快適な居住空間と高い省エネ性能を実現。
※2=開口部耐震商品「FRAMEⅡ(フレーム ツー)」を採用。窓を減らさずに開口部の耐力壁量を増やしたことなどで、震度6強の地震でも倒壊しない耐震等級3相当の強度を達成(上部構造評点:改修前0.47 ⇒ 改修後1.54)

「広がる屋根」物件概要
   所在地:神奈川県横浜市青葉区
  敷地面積:222.47㎡
  建物面積:119.43㎡ (室内延床面積110.96㎡)
    構造:木造在来2階建
既存建築年月:昭和56年2月(築37年)
改修竣工年月:平成30年12月
企画・事業主:株式会社リビタ
  設計監理:納谷建築設計事務所
  構造設計:有限会社高橋建築工房
    施工:株式会社青木工務店

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