2022年3月25日金曜日

「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」表彰式-地域福祉の拠点となる、開かれた福祉施設建築事業を決定-

日本財団は、福祉への新しいイメージを作るため「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」を実施し、福祉施設・事業所の建築助成事業を募集しており、2022年3月18日(金)に、計472事業より選ばれた6事業への表彰式が開催された。
採択された6事業には総額1,448,000,000円の助成金が交付され、地域の人たちに親しまれる福祉施設の建築を支援する。

■みらいの福祉施設建築プロジェクトの背景

本プロジェクトは、社会福祉施設が地域福祉の拠点となり、地域社会に開かれた魅力ある場所として認知され、まちづくりの核となるよう事業実施団体と設計者の協働による建築デザイン提案を含む、建築関連助成事業が募集された。

本助成プロジェクトは「建物のデザインが変わることで、福祉のケアやサービスが変わり、利用者・職員に愛される福祉に変わればまちが変わる」という考えのもとで、他に例を見ない建築デザイン提案を含む助成金の募集となり、建築・福祉両分野から審査委員を構成し申請事業の評価を行なわれた。

日本財団では、採択された事業の建築を通して、福祉サービスや地域共生社会における福祉施設デザインの重要性を伝えるとともに、地域に開かれた魅力ある福祉施設の全国拡大を目指すことになる。


日本財団笹川陽平会長・審査委員・助成決定6団体による記念撮影


「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」助成決定6団体および設計者一覧

事業実施団体(整備場所):特定非営利活動法人かしわのもり(北海道 河東郡鹿追町)
設計者:株式会社トコト一級建築士事務所設計
デザイン案タイトル:まち化する福祉施設レンガの家
助成金額:290,310,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人丹緑会(栃木県小山市)
設計者:合同会社わくわくデザイン設計
デザイン案タイトル:地域の一部となれ
助成金額:300,000,000円

事業実施団体(整備場所):一般社団法人Burano(栃木県小山市)
設計者:NIDO一級建築士事務所
設計デザイン案タイトル:BURANOOYAMAー医療的ケアが必要な子どもたちと家族の欲張り拠点ー
助成金額:222,390,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人聖救主福祉会(東京都江東区)
設計者:JAMZA一級建築士事務所設計
デザイン案タイトル:深川えんみち
助成金額:282,790,000円

事業実施団体(整備場所):特定非営利活動法人縁活(滋賀県栗東市)
設計者:b.i.n木村敏建築設計事務所設計
デザイン案タイトル:集落に繰りだす福祉溶けこむ施設
助成金額:52,510,000円

事業実施団体(整備場所):社会福祉法人新生福祉会(広島県尾道市)
設計者:株式会社伊東豊雄建築設計事務所設計
デザイン案タイトル:体験型福祉施設「ボナプール楽生苑」
助成金額:300,000,000円


日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト特設サイト:
https://fukushi-kenchiku.jp/




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