2025年3月13日木曜日

DIC株式会社と国際文化会館がアート・建築分野での協業に合意 ~建築ユニットSANAAが「ロスコ・ルーム」を設計~

DIC株式会社と公益財団法人国際文化会館は、3月12日、アート・建築分野を起点とする協業に合意した。

DIC川村記念美術館は、卓越した戦後アメリカ美術を中心とする20世紀美術品を所蔵しており、そのコレクションを中核に国際文化会館に移転する。DIC川村記念美術館は、所蔵するマーク・ロスコの<シーグラム壁画>7点すべてを、国際文化会館が建設する新西館へ移設。国際文化会館は、同館に建築ユニットSANAAが設計する常設展示室「ロスコ・ルーム」を開設する。

DICと国際文化会館は、新設する「ロスコ・ルーム」を共同運営し、アート・建築の力によって民間外交・国際文化交流を推進する公益プログラムの充実を図る。

■建築ユニットSANAAからのコメント

「国際文化会館は日本モダニズム建築の代表作である本館と、七代目小川治兵衛による名勝の庭園が見事に調和した空間となっています。私どもが新西館を設計する上では、自然と建築の融合、歴史の継承と新しい風景、知的対話・文化交流を生み出す空間という3つのコンセプトを建築として具現化できるよう設計してまいりました。この度、世界的な文化財である<シーグラム壁画>の「ロスコ・ルーム」を設計するという機会に巡り合う事ができ大変光栄に思います。」

0 件のコメント: