2026年1月6日火曜日

「teamLab Phenomena Abu Dhabi」建築概要を公開 サディヤット文化地区に没入型ミュージアム誕生

アブダビ文化観光局とデベロッパーのミラル社は、サディヤット文化地区に新たな没入型ミュージアム「teamLab Phenomena Abu Dhabi」をオープンし、建築概要を公開した。開業日は2025年4月18日(金)。アート、テクノロジー、イノベーションが融合する唯一無二の体験を提供する施設として、アブダビの文化・芸術シーンにおける重要な節目となる。
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」の建築 (C) アブダビ文化観光局、ミラル

建築コンセプトとデザイン
「teamLab Phenomena Abu Dhabi」は、コンセプト「環境現象」をテーマに、デジタルテクノロジーによるアート作品を展示する。建築はMZアーキテクツが設計を担当し、砂漠の砂丘や海の波といった自然の有機的な形態からインスピレーションを得た。うねる曲線と有機的な形状は光の移ろいを捉え、静止の中に動きを感じさせる。壁面は流れるように連続し、従来の建築が持つ硬直した境界をなくし、形態と空間がシームレスにつながる。
プリンシパルアーキテクトのトニー・アビ・ゲブライエルは「生きていると感じられる建築を創ることを目指した。形、光、知覚が常に対話する空間で、訪れる人々が見るだけでなく感じることができる場所を実現した」と語る。

設計プロセスと技術的挑戦
チームラボアーキテクツ代表の河田将吾は「今回は通常と逆の順序で設計した。内部空間の形状を先に決定し、その後ファサードを設計したため、外観には内部の形状がそのまま現れている」と説明する。総床面積は17,367.43平方メートルに及び、作品群は「環境現象」に基づき、現象を生む環境そのものによって成立している。
作品《Wind Form》の複雑な3D曲線を実現するため、デジタル形状と現実空間の誤差を自動可視化するソフトを開発し、複数の関係者とデータ連携を行った。また、作品《Circulating Universe of Water Particles》では、柱のように見える構造体が視覚的演出と機材収納を兼ね、広大な柱のない空間を実現している。


建築概要
所在地:アブダビ、サディヤット文化地区
敷地面積:28,930.54㎡
建築面積:12,156.68㎡
延床面積:17,367.43㎡
構造:鉄筋コンクリート
外装:GRC+GRPパネル


ミュージアム詳細:https://www.teamlab.art/jp/e/phenomena/
建築概要:https://architects.team-lab.com/jp/projects/teamlab_phenomena_architecture/
ハイライト動画:https://www.youtube.com/watch?v=xodyJxgxW2U

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