2019年5月23日木曜日

「三栄建築設計住宅設計競技 北沢住宅計画」最優秀賞案 実作完成内覧会

2016年に三栄建築設計の企画主催した「三栄建築設計住宅設計競技 北沢住宅計画」コンペティションの最優秀賞に選ばれた案が、今年春に実作として完成した。
広いガラス面が印象的な外観
「三栄建築設計住宅設計競技 北沢住宅計画」は、40歳以下の若手建築家の育成・支援を目的に、2016年に実施された。
応募96作品の中から最優秀賞に選ばれた本作品の設計者は常橋明浩氏。「7.1×7.1×3.8m=191.5㎥の気積を持つ都市の大きなワンルーム」がコンセプトで地下1階・地上2階建ての木造住宅は、83年生まれの常橋氏の新築デビュー作でもある。

1階リビングの奥には緑豊かな庭
ダイニングルームは高低差が活かされ、開放感がある
3フロアを繋ぐ螺旋階段は部屋の中央に位置し、起伏に富んだ周辺環境を実感させる
シックな雰囲気のバスルーム
地下1階に位置するエントランスは、1階の窓がハイサイドライトとして機能する
光と風が心地よく通り抜ける、透明で巨大な空間の1階リビングダイニングキッチンは、「風や気流など建築物理に興味がある」という常橋氏のコンセプトから生まれている。

分譲住宅のプロが若手建築家の住宅設計コンペを企画し、優れた提案を具現化し販売するこの取り組みは、都市住宅を進化させる可能性として大きなチャレンジである。

三栄建築設計 https://san-a.com/

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