本展に先立ち、本年10月より2ヶ月間、「東京ビエンナーレ 2020」の全貌を展示する「東京2020ビエンナーレプレイベント」を都内各地で開催。
総合ディレクター:小池一子(クリエイティブディレクター) |
総合ディレクター:中村政人(アーティスト) |
総合ディレクター小池一子(クリエイティブディレクター)は本企画について「様々な問題を抱える現代に、アートで何ができるか。未来に向けた種を撒くことができたかこれから見えてくる」とデザインの系譜や歴史への思いを語った。
総合ディレクター中村政人(アーティスト)はコンセプト「私から私たちへ」について「近代の合理化からくる他者との接点の窮屈さに、アートでつながる力や寛容する力を持ってコミュニティを作りたい」と話す。「アーティスト、評論家、キュレーター、創造的な仕事をする人が一同になって、まちの課題・まちの夢を作っていきたい。ビエンナーレは2年に1度ある祭典。構想展、企画展、2020と一歩ずつ文化的なこの土壌を開拓していきたい」とした。
本展は「東京ビエンナーレ 2020」の計画の全貌を紹介する展覧会。
現代美術、デザイン、建築、批評等、多彩なジャンルの参加作家によるプラン、および公募プロジェクト「ソーシャルダイブ」等の企画を展示すると同時に、ギャラリーコーナーでは参加作家の作品やドローイングを販売し、東京ビエンナーレ 2020のプロジェクト資金に活用する試みも行う。
池田晶紀(写真家) |
「このまちの人たちに会いに行こうと7年続けているプロジェクト。100人以上と会い、写真集を束ねることができた。それを名刺代わりに今回は外から来た人と中の人の出会う場所を作りたい」
村山修二郎(美術家) |
グランドレベル(田中元子+大西正紀) |
「東京にベンチがないと感じたことから生まれた。今回ベンチを置いて、活動や滞留時間、見える景色の変化などに対し補助線を引いていきたい」
リー智子(ちむくい代表) |
「玉川上水と東京に関する歴史を振り返ることで、生命の進化を思い、未来を考える一助になってほしい」
川村亘平斎 |
会場は【アーティスト計画展示】、【ギャラリー/プロジェクトサポート】【公募プロジェクト ソーシャルダイブ】【ソーシャルプロジェクト】の4つのエリアからなる。
【アーティスト計画展示】 |
【ギャラリー/プロジェクトサポート】 |
【公募プロジェクト ソーシャルダイブ】 |
東京ビエンナーレ 2020 計画展 参加者一覧
池田晶紀(写真家)
伊藤ガビン(編集者)
宇川直宏(現在美術家、映像作家)
グランドレベル(田中元子+大西正紀)
栗原良彰(アーティスト)
黒田征太郎(画家、イラストレーター)*1
commandN
佐藤直樹(アートディレクター、デザイナー)
鈴木康広(アーティスト)
高山明(演出家、アーティスト)
竹内昌義(建築家)
立花文穂(アーティスト)
椿昇(現代美術家)
津村耕佑(ファッションデザイナー)
遠山正道(株式会社スマイルズ)
中村政人(アーティスト)
西尾美也(美術家)
西原珉(キュレーター)
西村雄輔(現代美術家)
畠山直哉(写真家)
藤浩志(美術家)
宮永愛子(美術家)*1
川村亘平斎+宮本武典
村山修二郎(美術家)
柳井信乃(アーティスト)*1
山縣良和(ファッションデザイナー)
山崎亮(コミュニティデザイナー)
リー智子(ちむくい代表)
李美那(キュレーター)
*1小池一子キュレーション参加作家
以上全 29 組
「東京ビエンナーレ2020 計画展」の会期は11 月 4 日(月・祝)まで。
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