2021年6月10日木曜日

MINO SOILとスタジオムンバイとのコラボレーション「Archaelogy of Mino」

美濃の土の可能性をデザインを通じて発信するブランド“MINO SOIL(ミノ ソイル)”による初の展示会「Archaelogy of Mino」が神宮前の441にて6/8~13の期間で開催中。 
MINO SOILは、株式会社エクシィズ株式会社井澤コーポレーションで立ち上げられたブランドで、今回から始まる全3回のエキシビションなどを通して活動の成果を発表していく。
本展は、インドの建築設計事務所スタジオ・ムンバイとコラボレーションし、陶磁産業の原点である土と鉱山をテーマに空間を構成。美濃地方の多様な土を用いた純粋形態のオブジェにより、素材に秘められた原初的な存在感と美しさを表現している。
また、フォトグラファーの高野ユリカによる美濃地区の鉱山や工場などの写真と、録音家の藤口諒太氏による鉱山の音も合わさり、原風景を追体験させる空間とした。
土の山
「藻珪(ソーケー)」または「砂婆(サバ)」と呼ばれる、6000万年前にできた風化花崗岩。
珪化木(けいかぼく)
鉱山で、約500万年~1000万年前と言われる土の層から発見された炭化した木。
この珪化木や木っ端を含む可塑性を持つ白粘土を木節粘土という。
原土のキューブ
美濃で取れる色々な土、新たに開発しているリサイクルの土など、計9種類。原土のまま、原土を乾燥させたもの、焼成したものを展示。焼成したキューブのサイズに差があるのは、土の種類と焼成方法の違いによるもの。焼成すると通常収縮するものが多いが、リサイクルの土を混ぜたものは、焼成で膨張することも判明したとのこと。
MINO SOILでは、今後、スタジオ・ムンバイほかデザイナーと手を組み、今までにないものづくりを発展させていく予定。

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