構造計画研究所は、ドイツのスタートアップ企業NavVis GmbHが開発した、新しいハンディ型3Dレーザースキャナ「NavVis MLX」(ナビビズ エムエルエックス)の国内販売・サポートを10月11日より開始する。従来のハンディ型3Dレーザースキャナの課題であった「点群データの品質」と「操作性」を高いレベルで両立させた。
「NavVis VLX」由来の高性能なLiDAR SLAMに加え、ビジュアルオドメトリー(VO)により強化されたSLAMソフトウェアを搭載し、高品質な点群データ取得を実現している。また、4台のカメラを用いて記録される高解像度なパノラマ画像は、撮影姿勢により270°モードと360°モードを自動で切り替え、ストリートビューライクな映像の生成と点群データへの鮮明な色付けを実現した。
スキャナ本体をハーネスで体に固定できるため、腕にかかる負担が大幅に軽減され、長時間の計測でも疲れにくい構造。また、フラットな筐体デザインにより、三脚やケースがなくとも水平な場所に寝かせて置いておくことができる。さらに、リュックサック型のケースにより、車や飛行機だけでなく、電車や自転車でも現場まで容易に持ち運ぶことができる。
一方で、「NavVis VLX」の優れた操作性も踏襲しており、例えば計測中に基準点を記録できるほか、組み込み式ディスプレイにより、追加のデバイスやモニタが手をふさぐことなく計測状況のプレビューをリアルタイムに確認することができる。
狭い空間や高所などを計測できる「NavVis MLX」を、広大かつ複雑な現場を計測できる「NavVis VLX」と組み合わせ、さらにストリートビューライクなWebビューワ「NavVis IVION」を活用することで、多様な現場を手軽に丸ごと3D化することができる。加えて、「NavVis VLX」で計測済みのエリアのうち改修した部分だけを「NavVis MLX」により再スキャンしてデータを更新するなど、現場3D化の実現をさらに加速し、現場の維持保全業務の生産性向上に貢献します。
NavVis MLX製品ウェブサイト: https://solutions.kke.co.jp/navvis/products/navvis-mlx/
■ 販売スケジュールおよび価格
「NavVis MLX」は2024年10月11日から注文を受付開始し、順次発送を予定。「NavVis MLX」の初期導入費用は655万円~(税抜)。
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