2015年6月19日金曜日

石巻工房 東京ショールームオープン

6/17より石巻工房 東京ショールームが文京区小石川にオープンした。
(写真はすべて前日6/16に開催の内覧会の様子)
石巻工房は、2011年に宮城県石巻市沿岸部の商店街で生まれた「地域のものづくりの場」で東日本大震災による津波によって大きな被害を受けたエリアにおいて、当初は東京のデザイナーを中心とした有志が補修道具や木材を工房となる場に集めて提供し、復旧・復興のために自由に使える公共的な施設としてスタートさせた。 これまで石巻市にある工房の1カ所で活動を行ってきたが、東京や海外の仕事が50%以上を占めており、東京でも実物を見れるスペースが欲しいという要望もあり、今回、東京ショールームをオープンするに至った。

東京ショールームは、古い印刷所をリノベーションしたもの(石巻の工房は、文房具店を改修)で、1階には石巻工房の代表的な家具の展示と工房スペース。2階はリビングやダイニングといった暮らしのシーンで家具を展示している。
1階=石巻工房の代表的な家具の展示と工房スペース。
奥にある工具や機械で石巻工房の家具はほぼつくれるという。
2階=リビングやダイニングといった暮らしのシーンでの家具展示。
石巻工房の家具だけでなく、ハーマンミラーのチェアと一緒に並べたり、他の家具とあわせてコーディネートして提案をしていたり、雨ざらしになった状態のスツールやベンチも見ることができる。
また現在は、共同代表の芦沢啓治氏の事務所スタッフや海外インターンの学生が下宿所として使っているようだが、今後宿泊所として運営をしていくことも想定してるようだ。
シンプルなつくりの家具なので、強度や品質など誤解をもってみているデザイナーも少なくないようだが、実際にショールームに、来て体感して確かめてほしいとのこと。ショールームは事前予約制(詳細はHPより)。

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