2015年7月22日水曜日

国立近現代建築資料館企画展示「ル・コルビュジエ×日本 -国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に」

湯島にある文化庁国立近現代建築資料館にて7/21よりはじまった企画展示「ル・コルビュジエ×日本 -国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に」のプレス向け説明会へ。

文化庁国立近現代建築資料館では、近現代における著名な建築・建築家の建築資料に関する収集・保管・調査研究等の事業を行っている。その中で今回は、ル・コルビュジエの弟子であった3人(前川國男、坂倉準三、吉阪隆正)をはじめ、多くの建築資料の所在が判明し、整理とデジタルアーカイブ化を行なったものを展示。
今回の展示では、日本の近現代建築において、ル・コルビュジエがどのように発見・受容され、展開したかを、パリのアトリエで学んだ3人の弟子たち(前川國男、坂倉準三、吉阪隆正)の活動を中心に探るとともに、日本におけるル・コルビュジエ唯一の実作〈国立西洋美術館〉(1959)の建設経緯と建築の魅力を紹介している。
展示資料の中には、前川國男が手掛け実現した戦前最大規模の作品〈上海華興商業銀行総合社宅〉の図面(様々な住戸プランが試みられ、ル・コルビュジエの〈ヴィラ型集合住宅(1922)〉の影響が見受けられる)や吉阪隆正がル・コルビュジエのアトリエで2年間の勤務を終えて帰国する際、ル・コルビュジエから送られたメッセージ(署名の脇には、ル・コルビュジエの名前の語源となっているカラス(フランス語でcorbeau)がかかれている)ものなど貴重な資料も。
会期は11/8まで。入場方法は2つあり、平日は事前申込を行えば無料で入場可(詳細)。

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