2024年9月12日木曜日

【NEDO】「建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン」を公開

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構【NEDO】は、急速に拡大した太陽光発電システムの安全性に対する懸念が高まっている状況の下、公開済みの「特殊な設置形態の太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン」に加えて、現在主流の結晶シリコン型太陽電池を中心とした従来型太陽光発電システムを建物の屋根や壁面への設置に対応した「建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン2024年版」(以下、本ガイドライン)を新たに策定公開した。

 本ガイドラインでは、太陽光発電システムの設計・施工に関する要求事項や、既存の文献データ、風洞実験の結果などを基に、建物の屋根や壁面への設置について具体的な設計・施工方法を取りまとめた。

建物への設置は、2030年度におけるエネルギー需給の見通しにおいて追加的な導入が期待されている。民間企業による自家消費型の推進では、各種建物として10GW、公共設備として6GW、空港分野において2.3GW、新築住宅として3.5GW程度が想定されている。一方で、建物設置では飛散事故などが散見されたことから、NEDOは「太陽光発電主力電源化推進技術開発※3」プロジェクトにおいて、国立研究開発法人産業技術総合研究所、一般社団法人構造耐力評価機構、一般社団法人太陽光発電協会、大成建設株式会社、再委託先の公立大学法人大阪 大阪公立大学による調査結果をまとめ、建物設置の太陽光発電設備の安全性確保のための本ガイドラインを作成した。

建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドラインhttps://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP2_100060.html

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

https://www.nedo.go.jp/index.html

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