四国化成建材は、太陽光発電機能を屋根と一体化したエクステリア製品「ソリスルーフ」に駐輪場タイプを追加し、2026年6月に発売したと発表した。従来のカーポート向けに加え、駐輪場用途へ展開を広げることで、発電機能を備えた外構空間の提案を強化する狙いがある。
新製品は、駐輪場の屋根とソーラーパネルを構造的に一体化させた点に特徴があり、一般的な後付け型の太陽光発電と異なり、屋根材そのものとしてパネルを組み込む設計を採用している。これにより屋根面積を有効活用でき、搭載型と比べて発電効率の向上が見込まれるほか、部材数を抑えた構成によってコスト低減や施工性の向上にも配慮した。パネルには両面発電型を用い、基本セット1台あたり4枚を搭載し、公称最大出力は合計1.84キロワットとした。パネルサイズは縦1,762ミリメートル、横1,134ミリメートルで、両面から光を取り込むことで発電量の増加を図る。
構造材にはアルミ押出形材を採用し、本体カラーはブラックつや消しとステンカラーの2種類を用意する。基本サイズは間口4,764ミリメートル、奥行1,980ミリメートルで、積雪荷重600ニュートン毎平方メートル、耐風圧強度は基準風速34メートル毎秒に対応するなど、屋外設置に求められる耐久性も確保した。なお、パワーコンディショナーなどの関連機材については別途市販品の手配が必要となる。
同社はオフィスや商業施設などの外構分野で景観と調和する設計を手がけてきた実績を持ち、今回もそのノウハウを生かし、機能性とデザイン性、利便性の両立を図ったとしている。日常的に利用される駐輪空間に発電機能を組み込むことで、利用とエネルギー創出を同時に実現する仕組みとした点が特徴となる。
開発の背景には、脱炭素化に向けた再生可能エネルギー導入の拡大があり、限られたスペースの中で効率的に発電するニーズが高まっている状況がある。建物本体だけでなく、外構設備にも発電機能を持たせる動きが広がる中、同社の「ソリス」シリーズは空間そのものを発電源として活用する考え方に基づき展開されてきた。
すでに駐車場向けのカーポートタイプや、2026年4月に発売した垂直設置型の「ソリスパネル」といった製品を投入しており、今回の駐輪場タイプの追加により、外構全体を発電設備として活用する提案が可能となる。今後はこれらの製品群を組み合わせ、環境負荷の低減と快適性を両立した空間づくりを進める方針としており、発電機能を備えたエクステリア市場における存在感を高められるかが注目される。
四国化成建材


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