2026年6月26日金曜日

【住友林業】オリジナル家具「Germoglio(ジェルモーリオ)チェア」を発売

住友林業は6月1日、オリジナル商品「Germoglio(ジェルモーリオ)チェア」を発売したと発表した。価格は9万9000円(税別)からで、沖縄県を除く全国で展開し、年間800脚の販売を見込む。同シリーズとしては2025年に発売したキッチン、洗面化粧台に続く第3弾に当たる。張込タイプ6種とラタンタイプ1種の計7仕様を用意し、2026年4月から張込タイプの先行展開を進めてきた。
新製品は「住友林業の家」との調和を重視した設計が特徴で、素材や色柄の選定を含めたデザイン開発を進めた。脚部カラーはそれぞれ2色から選択可能で、同社のオリジナル部材「PRIME WOOD」で構成する木質空間に自然に溶け込む色合いを採用したことにより、住まい全体の統一感を高める構成としている。座面から背もたれにかけて身体をやさしく支える形状とし、日常生活における快適な座り心地に配慮した。

機能面では、座ったまま向きを変えられる回転式構造を採用し、立ち座りや出入りの動線を円滑にする設計とした。一方で自動的に正面へ戻るオートリターン機能はあえて導入せず、指詰めなどの事故リスク軽減を優先した安全志向の仕様としている。動作が穏やかで扱いやすい点から、ダイニングに限らず幅広い生活シーンでの使用を想定する。また、座面には水のみで汚れを拭き取れる「アクアクリーン」機能付きファブリックを採用し、日常の清掃性と衛生面にも配慮した。
開発の背景には、住宅内で長時間を過ごすLDK空間の快適性を求める需要の高まりがある。同社によれば、リビング・ダイニング・キッチンの境界を設けず、インテリアとの一体感を重視する住空間が増えている状況にあり、空間全体としての調和を重んじる傾向が強まっているという。この潮流を受け、同社は耐久性や意匠性に加え、空間との親和性を重視したオリジナルシリーズ「Germoglio」を展開してきた経緯がある。

「Germoglio」はイタリア語で「芽」や「蕾」を意味し、顧客の暮らしが美しく芽吹くよう願いを込めたブランドとして位置付けられている。今回のチェア投入により、キッチンや洗面など既存製品と連動したトータルコーディネートを可能にし、住まい全体の完成度向上を図る狙いがあるとみられる。住友林業グループは森林経営から住宅事業、木質バイオマス発電まで木を軸とした事業を展開しており、製品開発を通じた木質空間の価値提案を強化するとともに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていく考えとしている。



住友林業

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