野原グループは6月11日、壁紙ブランド「WhO(フー)」において、アーティストのひがしちかによる新作4柄27点を発売したと発表した。インテリアスタイルユニットを通じて展開するもので、アーティストの表現力を空間デザインに取り込む取り組みの一環として位置づけられる。
新たに加わったラインアップは、「season’s」「rain of hearts」「pure lines」「雨の唄」の4シリーズで構成され、品番はCRCH401から427までを設定する。価格は1メートルあたり4,500円(税別・送料別)。いずれも横方向に連続する柄を基調とし、壁面全体で一体的な表現を生み出す設計が採られている。
デザイン面では、ひがしちか特有の大胆なストロークと軽やかな筆致を生かしつつ、色彩の重なりや質感の違いを丁寧に組み合わせることで、空間に自然なリズムと奥行きをもたらす構成としている。特に廊下や通路などの長手方向に広がる空間においては、視線を引き寄せるアクセントとして機能しながらも、過度な主張に偏らず周囲と調和する表現を志向した。壁面を単なる仕上げ材としてではなく、空間の印象や体験そのものを左右する要素として捉え直した点に特徴があるとみられる。
△season’s / CRCH401 ~ 406
△雨の唄 / CRCH420 ~ 427
△pure lines / CRCH412 ~ 419
ひがしちかは作品に込めた意図について、色を人に重ね合わせて捉える感覚に言及し、隣り合う色同士の関係によって印象が変化し、調和や対比の中から新たな物語が生まれるといった視点を反映したとしている。こうした発想は、見る者が壁紙という日常の背景を通じて自身の内面に意識を向ける契機にもなり得るとされ、空間における情緒的な価値の創出につながる構成となっている。
ひがしちか
1981年長崎県生まれ。文化服装学院を卒業後、2010年から2022年にかけて傘ブランド「Coci la elle(コシラエル)」を展開し、独自の色彩感覚と詩的な表現で評価を得てきた。近年は書籍の装画や執筆などにも活動の幅を広げ、長野県の山間部に構えたアトリエを拠点に制作を続けている。
WhO
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