2018年4月2日月曜日

平田晃久建築設計事務所「ナインアワーズ竹橋」内覧会

竹橋に3/30(金)よりオープンのカプセルホテル「ナインアワーズ竹橋」の内覧会へ。
ナインアワーズ」は、都心における機能的かつ高品質なトランジットサービスという独自のカテゴリーを目指し、部屋という空間概念を捨て、睡眠とシャワー、身支度の3つの機能に特化してそれぞれの品質を研ぎ澄ませる、という考えのもと開発。宿泊に限らず、24時間お客様のご都合に合わせて仮眠やシャワーのみでもご利用いただけるトランジットサービスを提供している。
2009年にオープンした1号店の京都、成田空港(2014)、仙台(2015)、北新宿(2017)、神田(2017)に続き、6店舗目。「ナインアワーズ竹橋」では、皇居至近の立地を生かし、初となるランニングステーションの機能を持たせた。
(※写真の2枚目エントランス外観写真のみナインアワーズ提供)
建築・設計は、平田晃久氏を起用し、皇居のお堀を囲うような吹抜け空間を持つCの字型の構造とした。建物の中央の吹抜けに階段を設置し、それを取り囲むようにスリーピングポッドを配置することで、吹抜け空間を中心とした二重螺旋のような、吹抜けと一体的な空間となっている。夜になるとカプセルがライトアップされ、カプセルが浮き出ているような情景になるとのこと。また屋上には小さな植栽空間を持つテラスを設置しており、都市の中にありながらも緑を感じることができる。
平田晃久氏は、この竹橋の店舗のほか、今後開業していく赤坂・浅草・新大阪・水道橋・浜松町の設計も進行中。それぞれの街ならではのデザインで、街とカプセルが絡み合い都市に開いていくことを考えているという。
内覧会の当日は、平田晃久氏(平田晃久建築設計事務所)と、2018年夏オープンの「ナインアワーズ蒲田」を手掛ける芦沢啓治氏(芦沢啓治建築設計事務所)、およびナインアワーズの姉妹ブランド「ドシー(℃)」の店舗設計を担当する長坂常氏(スキーマ建築計画)、「ナインアワーズ」デザインチームの柴田文江氏と、廣村正章氏、ナインアワーズ代表取締役ファウンダーの油井啓祐氏が登壇し、事業紹介やそれぞれの建築コンセプト等について説明をした。

0 件のコメント: