オカムラは、6月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催されたワークプレイス展示会「オルガテック東京2026」に出展し、「ORGATEC TOKYO Awards」でグランプリを受賞した。
あわせて出展者同士の投票による「出展者が選ぶベストブース賞」も受賞し、来場者と出展者双方から評価を得た形となった。同アワードは、展示会テーマ「SHIFT DESIGN」を体現する高いデザイン性と提案力を持つブースを対象とし、空間構成や体験価値を総合的に評価するものであり、今回の受賞では働き方の変化に対する具体的な空間提案が評価対象となった。
オカムラの展示は「まざりつながる」をコンセプトに据え、同社のブレンディングファニチュア「YAA(ヤア)」でブース全体を構成し、「やあ やあ やあ」というシンプルな呼びかけを軸に来場者同士の自然なコミュニケーションを促す仕掛けを取り入れ、直線と曲線を組み合わせたパネルによって明確に区切らない緩やかな境界を形成しつつ、視線や動線を遮らない設計で交流が生まれる環境を整えた。
空間デザインは山の稜線をイメージし、有機的な曲線を描くパネルが重なり合う構成とし、天面と床面に配置した照明によって陰影を強調しながら立体的な広がりを演出、さらにパネルの高さや配置を細かく調整することで互いの気配を感じながらも過度な干渉を避ける距離感を生み、歩行の中で偶発的な出会いや会話が生まれる導線を構築し、加えて「やあ」の声かけやうちわを用いた参加型の演出を通じて来場者がその変化を体感できる構成となっており、曲線の重なりによって生まれるなだらかな境界が現代のオフィス環境に適合する提案となっている点や、歩くこと自体が交流へとつながる体験設計、さらにエンターテインメント性を備えたコミュニケーション演出が高く評価された。
オカムラは家具と空間を一体的に捉える設計思想のもとで提案力を強化しており、「YAA」は人と人との距離や関係性を調整する媒介として機能する要素として開発されたものであり、今回の展示はその思想を具体的な空間として提示した形となる。働き方の多様化が進む中でオフィスは作業の場から価値創出の場へと役割を変えつつあり、同社の取り組みは機能性に加えて感覚的な快適性や偶発性を取り込んだ新しい空間の方向性を示すものとして位置づけられる。
オカムラ



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