2012年4月12日木曜日

ブルースタジオ『郷さくら美術館 東京』

ブルースタジオの企画設計による店舗オフィスビルをコンバージョンした「郷さくら美術館 東京」の内覧会へ。

東急東横線「中目黒駅」よりほど近い目黒川のほとりに位置する店舗オフィスビルをコンバージョンし、美術館を含む複合施設へと改修している。
福島県郡山に本館を持つ「郷さくら美術館」が東京の展示スペースとして本館で所有している日本画のコレクションを展示する。

美術館入口

ファサード
ファサードにはタイルを使用し、美術館の模様を削り出している。
約1100枚のタイルで建物正面を覆っている。

1F メイン展示ペース
照明による紫外線で絵を傷つけないよう、館内の照明は全てLEDを使用。


階段を挟み、1Fには2ヶ所の展示スペース。

入口の外から1Fの展示スペースまで、一環して床は同一の天然石貼り。
美術館の名前にちなんで、桜色のクォーツ(砂岩)を使用。石の中の鉄分が酸化し、この様な色がでている。
館内階段部分
展示スペースには直射日光を入れてはならない為、外光が入るファサードの裏面に階段が設置されている。今回のコンバージョンで館内の移動階段として新設している。

裏からみたファサード

光がファサードを通じ美術館の模様が壁に照らされている。

2F 展示スペース

3F 展示スペース

1F メイン展示スペースでは、桜をメインとした日本画を展示中。
今の時期、最寄り駅からの道中にある目黒川の桜もちょうど見ごろを迎えており、画の桜と本物の桜の両方のお花見が楽しめる。

目黒川(2012/4/5)

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