2013年7月19日金曜日

岩沼「みんなの家」竣工式

インフォコム株式会社が、ITを活用し震災被災地を継続的に支援する目的で宮城県岩沼市に建設していた多目的施設、岩沼「みんなの家」が完成、竣工式が行われた(2013.7.10)

岩沼「みんなの家」は、「みんなの家」活動に共感した中田英寿氏がインフォコムと伊東氏を仲介、特定非営利活動法人がんばッと!!玉浦の方々と協力し実現した。
岩沼「みんなの家」は、1.農業とITの融合により、未来の農業を創出する場、2.若い人たちに地域の農業を継承する場、3.情報の発着拠点として誰もが気軽に集まり、ITを使って農業・食を楽しめる場、として建設された。
伊東氏は「みんなの家の趣旨は、(1)ここを使われる方々が心を通わす場所、(2)みんなで一緒になって考えて、一緒になって作る、(3)これから自分たちのまちをどうするか考える拠点の様な場所。岩沼「みんなの家」は農業をどう新しく再考するか考える人のためのもので(2)や(3)の意味合いが強い。インターネットを活用し、都会の消費者とダイレクトに繋がる新しい農業を興し、農業が素晴らしいものだと発信できる場所になる。」と述べた。
岩沼「みんなの家」は古い民家(農家)を縮小した様な形で、地元の方々による手作りの釜戸や土間があり、ここで食事をしたり、皆が集まりやすく誰でも自由に出入りできる佇まいになっている。


岩沼「みんなの家」の特徴の一つである庭の植栽は中央大学・石川幹子教授の監修で行われた。石川氏は岩沼出身で、復興支援に携わってきた。
建物を囲む緑は、居久根を再現したもの。石川氏は「玉浦地域では農家を北風から守る森・居久根があったが、津波で全て流されてしまった。これからは大きな居久根は出来ないが、幅1m位でも居久根が出来ることを証明し、居久根の再生モデルにしたい。」と述べた。

庭の造園費用には、伊東氏の中学時代の恩師である菅沼先生のご遺族や支援企業からの寄付が活用された。
岩沼「みんなの家」では岩沼、玉浦周辺で採れた野菜を販売する予定。

■協賛
・株式会社LIXIL ■設計協力
・越井木材工業株式会社 ・株式会社佐々木睦朗構造計画研究所
・チャネルオリジナル株式会社 ・株式会社エービル
・セントラル硝子株式会社 ・中央大学 石川幹子
・大光電機株式会社 ・安東陽子デザイン 安東陽子
・元旦ビューティ工業株式会社 ・株式会社渋谷木材店
・株式会社Bb Wood Japan ■施工協力
・田島応用化工株式会社  ・株式会社熊谷組 東北支店 村岡憲司
・フジワラ化学株式会社 ・渡建 渡辺一申
・株式会社タニタハウジングウェア ・有限会社松建産業 松本一師
・グローバル・リンク株式会社 ・青陽建築設計工房 青陽孝昭
・三井化学産資株式会社 ・有限会社ブルーベリーフィールズ紀伊国屋 松山剛志
・城東テクノ株式会社  ・有限会社ウォーテックヤオヤ
・株式会社YAMAGIWA ・特定非営利活動法人がんばッと!!玉浦
・渋谷商事株式会社  ・有限会社やさい工房八巻
・フルール花の森 大泉淳子 ・丸富工業株式会社
・エルフの森 岩佐知子 ・村松建築
■協力 ・一般社団法人茨城県建築士会
・株式会社国代耐火工業所 ・岩沼サポーターズの関係者
・株式会社シンコー ・認定NPO法人ロシナンテス
・富国物産株式会社 ・東北大学の関係者
・サイレントグリス株式会社 ・東京大学の関係者
・住友林業緑化株式会社 ・岩沼市の関係者
・株式会社ホンマ製作所 ・岩沼市金曜絆の会
・株式会社ユビレジ ■企画協力
・株式会社池商 ・有限会社和快
■資金協力 ・レコテック株式会社
・菅沼家一同 ・合同会社エイトビー
・株式会社ニュースト ・エスピーアール株式会社
・アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社
・宮城学院同窓会
・RISTEX(社会技術研究開発センター)

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