「ナインアワーズ」は、都心における機能的かつ高品質なトランジットサービスという独自のカテゴリーを目指し、部屋という空間概念を捨て、睡眠とシャワー、身支度の3つの機能に特化してそれぞれの品質を研ぎ澄ませる、という考えのもと開発。宿泊に限らず、24時間お客様のご都合に合わせて仮眠やシャワーのみでもご利用いただけるトランジットサービスを提供している。サイン&グラフィックデザインは廣村デザイン事務所が手がけ、アドバイザーとして柴田文江氏を起用。建築・設計は、店舗により異なる建築家と協業しており、10号店となる「ナインアワーズ新大阪駅」は、平田晃久氏(平田晃久建築設計事務所)が担当。平田氏がデザインした店舗としては、竹橋・赤坂・浅草に続き、4店舗目となる。
関西地区の交通の要所、新大阪駅沿いに位置する「ナインアワーズ新大阪駅」は、街の景観と融合するように8台の巨大看板に覆われた、斬新な外観デザインが特徴。メイン構造と共にパイプを用いたサブ構造で支持されている。新大阪駅ホームのどの位置からでも見えるよう様々な角度で設置された看板は、ホテルのイメージを街に発信すると共に、自然光を充分に取り込むようガラスが多用された設計に対し、外部からの視線を守り利用者に安心感を与える。また、看板の内側は映像が投影されるスクリーンとなっていて、映像とともに、新幹線や飛行機が通り過ぎる都市の風景を眺めることができ、「ナインアワーズ新大阪駅」ならではの体験が出来る。
内覧会での平田晃久氏。
各階に設けられている、共有部分のラウンジスペース。
地上8階建てで、2F以上が客室になっており、2F・3F・6Fが男性フロア。4F・5F・7F・8Fが女性フロア。
ナインアワーズは、今年内で水道橋・麹町にも店舗を開業予定。
0 件のコメント:
コメントを投稿