2019年4月5日金曜日

ブティックホテル「TSUKI」内覧会

中央区築地に4/18よりグランドオープンするブティックホテル「TSUKI」の内覧会へ。
このプロジェクトは、もとはビジネスホテルとして進行していたが、躯体の設計が終わった段階でブティックホテルとして計画変更となった。そこからデザインアーキテクツとして、虎尾+謝建築設計、針谷將史氏、小林麻美氏の3者が参画。築地のまちがもつ肌理を建築に取り込もうと試みがされた。限られた敷地ながらも、バーやラウンジなどの共用部を設け、客室数も見直すことでゆったりとした空間を得ている。
照明計画はシリウスライティングオフィス。間接照明の色は朝夕で変化をする。
ファサードは、和紙のシワで型をつくった特注のアルミキャスト(7㎜、仕上げなし・素地)。ファサードの他にも、所々に紙や布のような質感、柔らかい光、重なりなどの日本の本質となる要素を取り入れている。
1Fは、宿泊者以外も利用できるSake Barとレセプション。無垢材の大きなカウンターテーブルは、レーザー加工で職人が施したなぐり仕上げ風にデザイン。レセプションまでの動線は、ガラス張りの側面から植栽がさりげなく見えたりし、路地を思わせるようなつくり。
2Fは、貸切風呂とラウンジ。貸切風呂の浴室床は焼く温度で色が変わる白河石で2つある浴室で石の色が異なる。
3F~10Fがゲストルーム。檜風呂付きのゆったりとした客室から居心地の良いコンパクトな客室まで全部で31室(5タイプ)。落ち着きのある色でシンプルにまとめられている。
一番コンパクトなシングルルーム。
宿泊の受付はすでに開始。

外装・内装デザイン:虎尾+謝建築設計+針谷將史+小林麻美
照明設計:シリウスライティングオフィス
サイン設計:Beyond Experience Group
カーテンデザイン:佐藤未季
施工:小川建設(建築)、高島屋スペースクリエイツ(家具)、佐藤造園設計(外構)
設計期間:2017年12月~2018年6月 / 施工期間:2017年9月~2019年3月
敷地面積:194㎡ / 延床面積:1164㎡ / S造、地上10階建て / 客室数:31室(計7タイプ)

2019年4月4日木曜日

ものづくり複合施設「梅森プラットフォーム」内覧会

京浜急行電鉄株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:原田 一之、以下 京急電鉄)は、京急線大森町~梅屋敷駅間の高架下スペースに整備を進めていた、地域の「クリエイター」と「町工場」の拠点づくりを目的とした、ものづくり複合施設「梅森プラットフォーム」を2019年4月1日(月)に開業した。


大田区は大規模製造を支えてきた町工場が集積し、事業所数および従業員数において都内で最大の規模を誇っているエリア。近年はデザイン力や発想力を持つクリエイターが流入し、新しいネットワークが形成されつつある。
京急電鉄では高架下スペースを活用し、新しい発想を持ったクリエイターと技術力を有した町工場などの協業を促すことや、新たなものづくりの場を提供するため、ものづくり複合施設を開業する。

「KOCA」A棟1階

「KOCA」A棟2階

入居テナントの1つである「KOCA」は、蒲田エリアにおいて工房やシェアオフィス等クリエイターのための拠点づくりを行う株式会社アットカマタ(本社:東京都大田区、代表取締役:茨田 禎之、以下 @カマタ)が、クリエイターと町工場が協働し誰でも本格的にものづくりに取り組める、コワーキング機能を有したインキュベーション施設として運営する。



「KOCA」B棟 工房


「KOCA」C棟・D棟


 仙六屋(店舗)


パン工房ベルべ(店舗)

また、隣接する高架下には、新しいものづくりネットワークへの参加や事業拡大を狙う地元企業の株式会社トップウォーターシステムズ(本社:東京都大田区、代表取締役:武田 龍太郎、以下 トップウォーターシステムズ)が工場区画に入居するほか、梅屋敷周辺の不動産活用ノウハウを活かし、不動産企画・運営をしながら地域コンテンツの事業化に取り組む有限会社仙六屋(本社:東京都大田区、代表取締役:茨田 禎之、以下 仙六屋)、梅屋敷駅前にはパン・焼き菓子を取り扱うベーカリーカフェとして株式会社ベルベ(本社:神奈川県大和市、代表取締役:石川 民夫、以下 ベルベ)の「パン工房ベルベ」が入居。
京急電鉄では、大森町~梅屋敷駅間高架下全体を新しいものづくりの拠点として活用できるよう、「梅森プラットフォーム」第2期以降の開発を順次進めると言及。

詳しくはこちらを参照のこと。

2019年4月1日月曜日

MADE IN KYOTO Design Lab「隠れた都市の姿──文脈と創造を架橋する映像」展

2019年2月22日(金)よりKYOTO Design Lab 東京ギャラリー(アーツ千代田3331)にて開催中の隠れた都市の姿──文脈と創造を架橋する映像」展へ。
KYOTO Design Lab(D-lab)では、2017年と2018年の2回にわたり、スイスの建築家ユニットMade in Sàrl(ETH Zürich教授)との共同ワークショップを開催した。本展はその成果を展示するものである。



2017年に実施した「Inside and Outside of Kyoto」では、京都における見える境界/見えざる境界の探求をテーマにワークショップがおこなわれた。建築を専攻する学生らは4つのグループに分かれ、ビデオカメラを活用したリサーチ、既存の映像コンテンツに表象される京都の再解釈などを経て、最終的にサウンド、テキスト、イメージを駆使したムービーを完成させた。



2018年のワークショップのテーマは「Subtraction」である。デザイナーの創造行為は、基本的にはなにかを「加える(add)こと」である。「加えること」は、新しい価値の付与、問題の改善のように、なにかを施すことを意味する。本プロジェクトで参加学生は、フィールドリサーチとランドスケープの撮影、そして画像合成という一連の流れを通じて、何かを「引くこと(subtract)」で明らかになる、京都という都市の隠された特性を見出した。


左映像:2018年「Subtraction」、右映像:2017年「Inside and Outside of Kyoto」
2018年「本性」
ここに展示された写真とビデオによる成果物は、何らかの帰結としての「作品」と言うよりも、新たな創造に向かうための「コンセプト」と位置づけられる。図面でも無い、模型でも無い、文章でも無い形式、すなわち映像メディア上の表象そのものがコンセプトなのである。

展示は5月12日(日)まで。

4月6日(土)には、冨永美保氏、伊藤孝仁氏(建築家/tomito architecture)、中村健太郎氏(プログラマー、建築理論家/NPO法人モクチン企画理事、東京大学学術支援専門職員、なかむらけんたろう事務所主宰)をゲストに迎え、デザイン・建築領域において、リサーチとデザインを架橋する役割としての映像作品が評価される今、その教育的価値や実践についての可能性を探るギャラリートークも開催予定。

詳細はこちらを参照のこと。

2019年3月29日金曜日

東京都現代美術館がリニューアル・オープン

江東区にある東京都現代美術館が、諸設備の改修と利便性の向上を図るためおよそ3年にわたる休館を経て、3/29にリニューアル・オープンした。
今回の改修では経年劣化に伴う設備機器の更新をはじめ、美術館を隅々まで楽しんでもらうための新たなサインの設置や、木場公園側のアプローチを軸としたパブリックスペースの整備、美術図書館の改修などが行われた。
サインと什器は、スキーマ建築計画の長坂常氏と日本デザインセンターの色部義昭氏が協働でデサインしたもの。重厚感のある建築のつくりとは逆に、コルクとベニヤ板の素材を使った什器を配置し、気軽に入れるような仕掛けづくりを目指した。コルクのベンチは、丸型の他、繋ぎ合わせで様々な形に変化できるタイプのものも(発想の原点は、どんな形にも変形するバーバパパとのこと)。
リニューアルオープン初日は、入場無料で開館時間も20時まで延長する。また和太鼓の生演奏やスタンプラリーなどの記念イベントも開催。新たに年間パスポートも新登場する。

2019年3月15日金曜日

フレンチ・デザイン展「NO TASTE FOR BAD TASTE スタルク、ブルレック・・・」

東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で本日より開催のフレンチ・デザイン展「NO TASTE FOR BAD TASTE スタルク、ブルレック・・・」の内覧会へ。
本展は、フランス創作家具振興会(VIA)がフレンチ・デザインを紹介するために2017年から世界各地を巡回している展示で、アジアでは東京が初となる。
国際的に活躍をする40人のクリエーターにより結成されたシンクタンクにより「フレンチ・デザイン」を定義する10つのキーコンセプトを導き出し、40のプロダクトが選出。東京展では、そのうちの5つのキーコンセプト・20のプロダクトを展示している。

会場内には、デザイナーのジャン=シャルル・ド・カステルバジャックが考案したオリジナルテントが配置され、それぞれのキーコンセプトに分かれた展示になっている。テントの上にかかれているのがキーコンセプト。
実際に触ったり、使ったりすることができる。3/23には、関連のトークイベントも開催。会期は3/31まで。
また、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー 1&2では、企画展「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」が開催中(6/30まで)。