2022年7月21日木曜日

オカムラデザインスペースR 第18回企画展『Tamping Earth』-オフィス空間にあらわれる土の実験劇場-

紀尾井町にある オカムラ ガーデンコートショールームにて、オカムラデザインスペースR 第18回企画展「『Tamping Earth』-オフィス空間にあらわれる土の実験劇場」が7/19~8/5の期間で開催中。 
オカムラデザインスペースR(ODS-R)は、2003年から企画建築家と建築以外の領域の表現者との協働の形で、“いま最も関心のある、だが建築だけでは達成できない空間創生”をテーマに年1回のペースで開催されてきた企画展。コロナ禍のために2年ほど休止していたが、今回で20年目となる。
7/19の制作発表にて
右:企画実行委員会委員長・川向正人氏、中央:齊藤正氏(企画建築家)、左:高井浩子氏(協働)

今回の展示で着目する素材は土。
企画建築家は、版築という素材・技術を用いて、世界的なネットワークで新たな人間環境のあり方に取り組んでいる齊藤正氏。版築は土に硬化材を混ぜて突き固めたもので、この展示では齊藤氏の活動拠点の香川より約14tの土が運び込まれ、3次元的に構成される実験劇場がつくられた。
協働するのは、本広克行氏の率いる映像・演劇集団「本広組Creative Salon FOE」で、会期中にここを舞台として、新作の演劇を完成させていく練習の様子やダンスを見せる。
演劇やダンスにみられるアフォーダンスや見立ての手法により、版築をアクティブに生活に転化する姿をみることを目的としている。
7/28には、企画コンセプトを紐解くシンポジウム「土・アフォーダンス・見立て」も開催。 展覧会は入場無料(イベントに参加する場合は予約が必要、予約ページ)。

2022年7月8日金曜日

再生建築研究所「(仮称)神田錦町旧岡田ビル再生計画」見学会

千代田区神田錦町にて、再生建築研究所が手掛けた「(仮称)神田錦町旧岡田ビル再生計画」の現場見学会が7/1に行われた。
再生建築研究所は、“建築の不可能を可能に”をテーマに建物の調査から企画・設計・運営までをトータルプランニングする会社。代表の神本豊秋氏を中心に、古い建物に新しい価値を見つけ、新築では生み出すことができないバリューを与え、新たな不動産価値をつくることをこれまでも行ってきた。(※写真1,9枚目は再生建築研究所提供)
今回は、築53年の鉄筋コンクリート造のオフィスビルの再生計画。検査済証がなく、確認申請図と齟齬があり、既存建物の調査と是正工事が必要であった。クライアントは安田不動産で、同社が進める神田錦町のまちづくりに活用するため、再生を行うこととなった。
大きな是正箇所は、容積率の超過と道路斜線の制限違反の2つ。それに加え、建物のバリューを上げる自主的な是正対応として、旧耐震基準の建物であるため耐震補強を伴う改修計画、採光通風が満足にとれない執務環境の改善、既存不適格である避難経路が緊急時に人命を守り得ない防災計画の改善が求められた。
是正によって生まれたファサードが公共性を帯びた余白をつくり、光や風や人の通り道を生み出すべく、これらの与条件を解き、減築を軸に大きな気積をもつ豊かなオフィスビルへと再生させた。
▲見学会で概要を説明する代表の神本豊秋氏

〈斜線制限・容積超過を是正するため減築〉
単純に上層部から必要とされる床を削っていくことも出来るが、各階で少しずつ減築を行うことで建物のアウトラインは変えることなく、吹き抜けやバルコニーを作り出した。吹き抜けに面したバルコニーが専有面積の一部のように感じられることで実際の面積以上に広く感じることができる。
▲吹き抜け部分、光・風の通り道もでき室内環境を向上させた
▲道路斜線制限の都合でバルコニーの手すりはセットバックされている

〈耐震補強を伴う減築〉
塔屋の一部解体と各階の床に開口を設け、建物重量を軽減することで、耐震性能を大幅に向上。補強量を当初案の約1/3と大きく減らし、袖壁をなくした補強を実現することで、テナントの計画に自由度を与え、耐震基準は新築の1.3倍となった。
▲袖壁がないためレイアウトの自由度が向上

岡田ビルのグランドレベルの壁面の減築を行うことで両隣の公開空地を建物内に引き込み、ひとの通り道をつくることで公開空地の賑わいも生み出すことも考えられた。(両隣地も安田不動産が管理。両隣地の公開空地がつながり、町会と共同で縁日などの地域イベント等も企画されるという。)
▲隣地敷地にあった高さ2mの塀も一部撤去された
エレベーターはバリアフリー対応の9人乗りに変更。また、一方向避難で適法(既存不適格)であったが、防災性能を大幅に向上すべく、避難はしごを設けたバルコニーをつくり、物理的に2方向の避難経路を計画。既存の階段室は煙が逃げるよう開放した。
▲既存のEVは階段室の数段あがったところに設置されていた
▲既存階段と新設階段が切り替わる部分

屋上はウッドデッキを設置。既存手すりでは高さが不足していたため、高さを付け足している。
再生型の計画に共感したテナントが1棟で借りることがすでに決まっており、1・2階はカフェ(2022年11月頃オープン予定)、3~6階はオフィスとして利用される予定。

2022年7月7日木曜日

「PLP アーキテクチャー」日本初プロジェクト

 日比谷公園と一体となった内幸町一丁目街区の次世代スマートシティプロジェクト「TOKYO CROSS PARK 構想」は都心最大級延床訳110万㎡の開発プロジェクトとなる。PLPアーキテクチャーはマスターデザインと2棟の高層タワーのタワーデザインを行う。

ロンドンを拠点に活動する建築設計&研究者集団「PLPアーキテクチャー」の日本初のプロジェクト。2037年度に全体の完成を目指す。

2022年7月4日月曜日

新たな建築保存の形  PROJECTS Meta-Bath 大黒湯

キングオブ銭湯と称された老舗銭湯『大黒湯』(東京・千住)90年の歴史をもつ建物内部を、フォトグラメトリによる質感のある記録によって、当時の浴室やサウナ、脱衣所、休憩スペースなど細部まで記録。解体前に3次元でデジタル保存を行った。

一眼レフカメラで3,650枚の写真を撮影し、建物全体を記録することで、実空間の情報をまるごと3次元データ化した『大黒湯VR』を公開。解体前に撮影した写真から3Dモデルを作成。浴室やサウナ、休憩スペース、脱衣所、ボイラー室などが細部まで再現されてる。

※画面はcluster

『大黒湯VR』は、メタバースプラットフォームのVRChatやclusterで無料で遊ぶことができ、スマートフォンやPC、VR機器などからバーチャル空間に再現された銭湯内に集って楽しむことができる。

大黒湯VR clusterVRChat 

大黒湯AR

[プロジェクトメンバー]

主宰:gluon

フォトグラメトリ、AR・VR制作:藤原 龍(ホロラボ)

調査協力:東京大学生産技術研究所 豊田研究室

歴史的資料の記録、実測調査:東京電機大学 横手研究室・小笠原研究室

2022年6月30日木曜日

サンワカンパニー福岡ショールーム移転リニューアルオープン

株式会社サンワカンパニーは現在、移転のため休館中の福岡ショールームを2022年8月2日(火)13時より移転リニューアルオープンする。

リニューアルするショールームの設計は、これまで東京ショールーム、横浜スマートショールームを手掛けた山路哲生建築設計事務所の山路哲生氏が担当。

オープンに先立ち、6月28日(火)より接客予約の受付を開始する。予約のない来場者でも見学は出来るが、接客・見積りをご希望の方は予約受付ページより事前に予約が必要になる。

予約受付:https://sanwacompany.resv.jp/reserve/calendar.php?direct_id=26&x=1654655543

※オープン日(8月2日)は、自由見学のみで接客予約はありません。

【新・福岡ショールーム住所】

〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町3番1号

博多リバレインモール B1F

【延床面積】203.54坪(672.845㎡)

【電話 / FAX番号】

TEL:092-283-3512 / FAX:092-283-3515

【営業時間】10:00 ~ 17:00

【休業日】毎週水曜日、年末年始、夏期休業期間


2022年6月24日金曜日

松屋銀座ギャラリー1953「IFDA 木製家具の聖地 旭川」4/20~6/13

松屋銀座の7階にあるデザインギャラリー1953「IFDA 木製家具の聖地 旭川」が開催された。 

IFDAとは北海道旭川から新しい生活文化の提案と発信を目的に開催されているデザインコンペであり、世界の英知を集め親密な国際交流を図ってきた。1990年から3年ごとに行われ、通算77ヵ国からの応募があり国際的な交流が行われている。 

この取り組みが評価され、旭川市は2019年にユネスコが実施するユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に加盟した。 

本展では、このコンペの過去の受賞作品が展示されている他、家具のまちとしての時代の変遷を年表で見ることができる。 





そして、隣接するデザインコレクションには隈研吾氏、妹島和世氏などをはじめとした日本デザインコミッティーメンバーのセレクトした商品を見ることができる。 




第778回デザインギャラリー1953企画展「IFDA 木製家具の聖地 旭川」 


会期:2022年4月20日(水)~6月13日(月) 

開館時間:10:00~20:00(最終日17:00 閉場) 

休館日:施設に準ずる 

会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953 

   銀座駅:A12出口直結 

   銀座一丁目駅:9番出口より徒歩3分 

   東銀座:A8出口より徒歩3分 

   有楽町:徒歩8分 

   入場料:無料 

公式ウェブサイト:第778回デザインギャラリー1953企画展「IFDA 木製家具の聖地 旭川」|デザインギャラリー1953|日本デザインコミッティー (designcommittee.jp) 

2022年6月22日水曜日

Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展 開催

 銀座にある無印良品6階ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2 Life in Art フィリップ・

ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展が行われている。

フィリップ・ワイズベッカーはフランス出身のアーティストで、その後アメリカに移住しイ

ラストを中心に設計・製図・アートワークを制作。2006 年、フランスに帰国。

グレーを基調にベーシックなドローイング作品やオブジェの展示、アトリエで撮影された映

像の投影で会場は構成されており、生活美学の視点を感じることができる。

オブジェの展示には台の高さに多様性があり、展示に対する工夫が見て取れる。

会場は商業施設のなかでホテルのフロントと隣り合っていてオープンに広がっている。










Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」展

会期:2022 年 4 月 22 日(金)~6 月 26 日(日)

開館時間:11:00~21:00

休館日:施設に準ずる

会場:無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery1・2

 銀座駅 約徒歩5分

入場料:無料

公式ウェブサイト:Life in Art フィリップ・ワイズベッカー「HANDMADE ハンドメイド」

展| ATELIER MUJI | 無印良品